青森県政を考える会は、6月から8月に県内全40市町村に対しごみ袋についてのアンケート調査を行い、30市町村からの回答と、自治体のホームページなどの情報を元に結果を公表しました。
それによりますと、指定ごみ袋を義務付けているのは36市町村で、義務付けていないのは弘前市と階上町、西目屋村の3市町村。三沢市は指定ごみ袋か透明・半透明の袋としています。
また、45リットルの指定ごみ袋の1枚当たりの価格は、東北町が県内で最も安い16.6円、黒石市が最も高い60円と、自治体によって大きな差があることが分かりました。
さらに、黒石市やつがる市など7つの市と町では、指定ごみ袋に氏名や住所の記入を義務付けています。
ごみ袋の有料化は、ごみの減量に一定の効果がみられる一方で、氏名や住所の記入による効果は不法投棄防止など限定的としています。
【青森県政を考える会 竹浪純事務局長】
「氏名・住所の直接記入を避け、班名・世帯番号・バーコードとか代替手段を取ることは今できますから、そういうことをした方がいいんじゃないかと」
青森県政を考える会は、プライバシー保護や住民の公平性を確保するため、県に対し、ごみ袋の記載事項の指針を示すことや、価格の基準を設けることなど5つの施策を記した要望書を提出しました。