「青森中央郵便局にやって来たのは黒いハイエースです。年賀はがきを積んでいます。年々年賀はがきの枚数が減少していることもあって、今年はトラックではなく、車両も小型になったということです」
2025年も残り3カ月。年末に向けて少しずつ準備が始まるのが「年賀状」ですが…
【搬入作業の様子】
「はい、無地サンマル、ディズニーニーマル!」
はがきの値上げやSNSの普及に伴い加速しているのが年賀状を辞退する「年賀状じまい」です。青森中央郵便局に搬入された年賀はがきは30万枚。2024年の半分にも満たない枚数です。職員たちの作業も5分ほどであっという間に終了しました。
【青森中央郵便局 三條訓史総務部長】
「ピークは2004年用の年賀はがきとうかがっておりますので、その頃と比べるとだいぶトラックの台数も違うのかなと思う」
こちらがピーク時の搬入映像です。トラックが何台も並んでいます。搬入枚数は2025年の10倍以上の400万枚。段ボール箱で1055個分でした。
【青森中央郵便局 三條訓史総務部長】
「年賀状は手作りでお届けできる、心のこもったものが伝えられるものだと思うので、ぜひご利用いただければと思います」
年賀はがきの販売は30日から始まり、引き受けは12月15日からです。
※年賀はがきの発行枚数。ピークだった2003年は全国で44億5936万枚。今年の発行枚数は7億5000万枚。15年連続の減少で去年のおよそ7割となり、減少幅は過去最高。ピーク時の6分の1となっています。