【福代隼士アナウンサー】
「ねぶたを解体し、はぎとったこちらの和紙、『ねぶたのかけら名刺入れ』として生まれ変わります」
名刺入れは第7代ねぶた名人、竹浪比呂央さんが代表を務めるネブタ・スタイル有限責任事業組合と読売広告社が協働で制作しました。
【第7代ねぶた名人 竹浪比呂央さん】
「青森の魂といいますか、ねぶたの思いといったものが詰まったものを青森の方に持っていただいて、人とのつながり、お仕事の広がりと同時に青森を発信していただく、という意味合いを込めて名刺入れがいいんじゃないかということになりまして、こういう形になりました」
使うだけで自然と青森のPRにもつながるこの名刺入れ。実は2年ほど前には…。
【青森市 西市長】
(Q.どなたに)「(青森ねぶた祭保存会の)林光男会長に贈りたいと思います」
青森のために様々な形で活動している人たちへ名刺入れを贈り、思いをつなぐ企画が行われました。
【第7代ねぶた名人 竹浪比呂央さん】
「どこへ行ったら手に入るんだというお問い合わせをかなりいただいたのですが、その時は数に限りがあるので非売品として作ってこういう活動を続けていきたいと思いますということでお話をしていたんですけど」
当時は50個限定で非売品でしたが、販売体制を整え今回、初めての一般販売が実現しました。
名刺入れには2年前に出陣し知事賞を獲得した竹浪さん制作の「強弓島の為朝」をはじめ、手塚茂樹さんと野村昴史さんが制作した合わせて4台の大型ねぶたの彩色和紙が使われています。
手塚さんも2年前の企画当初からこの名刺入れを愛用しています。今回の販売に当たって改良された点もあるそうで。
【ねぶた師 手塚茂樹さん】
「新しいやつ(名刺入れ)は中に仕切りがありまして、自分の名刺といただいた名刺が分けていれられるようになっているんですよ」「使う時どういうものとか話のきっかけにもなったりするので、すごく良かったなと思っています」
「ねぶたのかけら名刺入れ」は1つ4500円。11日から13日までアスパム1階の「地場セレクト」で限定200個が販売されます。
今回、名刺入れを特別にお借りしました。澤田さんいかがですか?
ふたはマグネットで止まるので使いやすそうですね。デザインは重厚感ありますけど、びっくりするほど軽いですね。
そうなんです!実は全て紙で作られているんです。ですが、撥水加工もしてあるので耐水性もしっかりとあります。
中、開けてみますと、彩色和紙の部分以外は黒い紙を使っているのがポイントなんです。ふたを開けた時に、ねぶたが闇夜に浮かび上がっているようにデザインされています。
中には…どのねぶたの和紙を使ったのかが分かる証明書も入っています。
どのねぶたの和紙を使っているのか分かるのはうれしいですね。
証明書を見てねぶたのどの部分の和紙か使われているのか思いを巡らせたいですね。
実際に運行したねぶたの和紙を使っているので、同じものは1つとしてありません。店頭で手に取りながらお気に入りのねぶたや色が使われた名刺入れを選んでみてはいかがでしょうか?