平田町長の書類送検に伴い開かれたものですよね?
2025年の参院選に関してメールなどで投票を呼び掛けていた平田町長。議員たちに何を語ったのでしょうか?
午前10時前、藤崎町役場3階の会議室に続々入ってくる町議会議員。
【藤原祐輝アナウンサー】
「開始の3分前です、議員たちに続いて今平田町長がやってきました。議員たちにどういった説明があるんでしょうか?これから全員協議会が開かれます」
公開されたのは冒頭のみで非公開で行われました。捜査関係者によりますと平田博幸町長は6月22日から7月19日の間、町長の立場を利用して町の職員30人以上に対して、電子メールやLINEなどで参院選の青森選挙区から出馬した候補者への投票を呼び掛けた疑いで3日に書類送検されました。
全員協議会はおよそ1時間で終了。直後の取材に応じた平田町長は・・・
【藤崎町 平田博幸町長】
(Q.今後の進退に関する話はあったのか)「まだ書類送検している段階でそこはまだはっきり決まっていないので、そこはご意見あまりなかったです」
メールやLINEについては県内外の800人ほどに送っていたことを明らかにしたうえで・・・
【藤崎町 平田博幸町長】
(Q.今回参院選の話でしたが、衆院選という単語も聞こえた、そのあたりは)「本音を申しますと6、7年前からガラケーからスマホに切り替えた時点で、メール・LINE配信は公職選挙法に違反とは全く分からないのでずっとやってきたということを皆さんにお話した」「もっともっと注意深く勉強してやるべきだったと猛省します」
野党議員の受け止めは・・・
【野党会派町民クラブ 奈良岡文英議員】
「もっと早い時期に町民に説明をするべきだと、そして町長としての説明責任を果たすべきだったと感じています。きょうではちょっと遅かったと感じています」
【共産党 浅利直志議員】
「やっていることに自覚が足りない、けじめが足りない」「とりあえずは自粛をするべき」
(Q.議会としては辞職を求めたり不信任決議に進む動きは)「まだない、ないですね、私は不信任に値する内容だと思っていますけれども、まだそこまで広がってはいない」
町議会としては平田町長の処分の行方をいったん、静観する流れになりそうです。
【藤崎町議会 奈良完治議長】
「全ての質問に答えていましたので、きょうの協議会はある程度成果はあった」
(Q.今回書類送検される前にメールの呼び掛けを知っていた議員はいなかったんですか)「恐らくいないと思います」「メールやったとかは見せないと思うので、恐らく分からなかったのは本当かと思います」
全員協議会を終えた平田町長は、会見を開き、改めて陳謝しました。
【藤崎町 平田博幸町長】
「今は深く反省をしていますし」「私がメール配信した全ての方に心からおわび申し上げる次第であります。本当に申し訳ありませんでした」
町長の立場を利用したことなど改正された公職選挙法を知らずに選挙に臨んだことについて繰り返したのは、「反省」「猛省」という言葉でした。
【藤崎町 平田博幸町長】
「(公選法を)一つひとつチェックしなかった、それを私は反省しなければならないとそう思っております」「今になれば猛省猛省何回も言いますけれども猛反省です」「わらにもすがる思いで(メールを)流しちゃったんです。今になれば、刑事にも何回も言われているし、猛省しています」
進退に関しては、これまで通り、検察の判断を待って考えると強調。
今のところ、すでに予定が決まっている12月4日までは通常の公務をこなし、検察の判断がいつ出てもいいように主だった公務以外は少なくするとしています。
今回の直近の参院選だけにとまらなかった行為だったということでちょっと驚きですね。
そして、今回の公職選挙法違反なんですが3点あります。
町の職員にメールやLINEを送ったということが公務員の地位の利用にあたる。
メールで送ったというこの送ったものに関してが法定外文書反布に当たる。
また、事前運動というにも違反しているということです。
今後どういった処分が下されるんでしょうか?
以上 、 藤原でした。