去年は1万2520品目ということでしたから、それを大きく上回る数字となっています。藤原さんどうですかこの辺りは。
お米だけじゃなくていろんなものが、街頭インタビューするとやっぱり全部上がってるって皆さん言います。お昼ご飯とか買い物でちょっと行っても簡単に1500円ぐらいになって。でも食べないわけにはいかないわけですから困っちゃいますよね。
はい、家計を圧迫しているわけなんですけども、これからの時期はこちらですね。あの、高熱費も上がる季節となっています。
こういったものもありますが、生活にかかるお金について、少し見ていきましょう。今、目の前でかかる衣食住のお金以外にも、例えば年金とかね、将来に向けた老後資金も必要になってくる。ということで色々考えることが多いんですが、キャスターの2人はどうですか? お金に関する不安とかありますか?
漠然とあります。とりあえず今を必死に生活するのが精一杯で、漠然とお金がかかるんだろうなっていうのを感じながら・・・
日頃のスーパーなど、高いなって思う。今、生きるので精一杯で、将来まではまだ。
まず今、必死に生活するそういう感じですよね。
ただ、その不安を明確にすると将来に向けて作戦を立てることができるんです。
【榮田育子さん】
「もらったお金以上に出ていかないようにすること。入ってくるお金で、出ていくものをコントロールすることが1番最初です」
そう話すのが家計のホームドクター、ファイナンシャル・プランナー(青森中央学院大学講師)の榮田育子さんです。
【榮田育子さん】
「財布の健康状態を把握するところからスタートです」
財布の健康状態を街の皆さんはどのように把握しているのでしょうか?
(Q.しっかり家計簿つける?)「いえ、感覚です。知人に1回やってみるといいよと、言われたことはあるんですよ。もうでも面倒くさがりで」
「共働きです。その少しずつあの毎月の給料から貯めてくるようには心がけてます」
(Q.しっかり家計簿つける?)「いやあ、家計簿ではつけてないと思うんですけど」
負担に感じてしまう家計簿について榮田さんは
【榮田育子さん】
(Q.家計簿について)「家計簿1円まできっちりつけなきゃいけないって思いがちなんですけど決してそんなことはなくて年間〇万円っていうのさえ把握できてれば私は十分だと思います」
銀行口座やクレジットカードを紐づけ、自動で家計簿を管理できるアプリを活用することも省力化の1つの手段です。
さらに重要なのが・・・
【榮田育子さん】
「今だけではなくって将来どうなるんだって予想をすること。予想すると、あ、ひょっとしたらここでこういう大変なお金いっぱいかかることが起きるかもって分かるようになれば、じゃあどう準備しようかっていう次の段階に移れると思うので」
街の皆さんに将来かかりそうなお金について聞いてみました。
(Q.今後かかりそうなお金)「今後想定されてるものはですね、今ちょっと妻の車を購入する予定なので、ちょっとそれに備えて辛抱しないとなと思って」「将来的にやっぱ今、持ち家もあるんですけど、リフォームでしたりとかそういうお金、すごいかかるっていうじゃないですか」
(Q.今後かかりそうなお金)「やっぱり学費ですよね。一応大学までは。本人が行きたいところまでは行かせてあげたいなと思ってます」
それぞれが描く様々なライフランを実現するため将来を予想する方法が。
【榮田育子さん】
「キャッシュフロー表というものがあると、だいぶ、20年ぐらい先までが、ざっくり見えてくると思います」
こちらがキャッシュフロー表。縦軸には家族ライフイベントの他、世帯の収入や支出。それを踏まえた年間収支と貯蓄残高が並びます。横軸には経過年数が並んでいて、1年ごとの年間収支や貯蓄残高の変化を確認することができます。
今回は坂枝田さんに8歳の娘と5歳の息子がいる家庭をモデルにキャッシュフロー表の活用の仕方を教えてもらいました。
年間収支を見ていくと10年間は黒字を維持していますが・・・
【中井友紀アナウンサー】
「11年後のところで年間収支、これマイナスになるのが分かるじゃないですか」
【榮田育子さん】
「そうですね。11年後に上の娘さんが18歳になられます。大学進学を控えるということで」
今回は私立理系の大学へ進学し、県外で1人暮らしするという比較的お金がかかる設定のため、ここから数年は年間収支の赤字が続き貯蓄を切り崩して生活していくことになります。そしてついに。
【中井友紀アナウンサー】
「14年後のところですよね。この部分でこれ貯蓄残高もマイナスになってしまうというのが、これ分かったわけですね」
これは3歳年下の弟も大学へ進学することが影響しています。
【中井友紀アナウンサー】
「ここでじゃあ貯蓄残高がマイナスになるということは、もう借金をしながら生活をしなくていけないっていうことですよね」
【榮田育子さん】
「今から11年後に年間収支がマイナスになるんだって分かれば。おっと!って思うと思うんですよ」
【中井友紀アナウンサー】
「対策を打っておけば、この問題はクリアできる可能性があると」
【榮田育子さん】
「そうです」
キャッシュフロー表は日本FP協会のホームページからダウンロードでき、Excelシートの場合は入力すると自動計算されます。
【中井友紀アナウンサー】
「お金っていうのは榮田さんにとってどういう存在になりますか」
【榮田育子さん】
「選択肢を左右するもの」「お金を持ってることによって選択肢の範囲が変わると思ってます」
将来を分析する方法をご紹介しました。いかがでしょうか?
我が家も子供が2人いるので、この想定と非常に近い構成なので、ちょっとそれ見ながら「おっと」と思いましたもん。やらなきゃなと思いました。
はい。そうですよね。ま、私は現在子供はいないので明確にこの時にこの出費ってのは分からないんですけれども、ま、将来の選択肢を増やす上でも、お財布の健康は考えないとなと思いましたね。
家族旅行したいとかそういう目標を入れていってもいいみたいなので、自分で海外行きたいとかそういうのでもいいので、そういうので表を作るというのもいいかもしれません。またこちらのキャッシュフロー表なんですけども、生活環境が変わるたびに作り直していくとより制度が高まるということなんですね。
え、これはどれぐらい自分で入力してどれぐらいがこう自動的に出してくれるというものなんですか。
数字を入れるところ、例えば年齢のところとか年齢を1箇所入れると右にバーって全部出ていったりとかしますし。比較的簡単になっております。
これの前にベースとなる家計簿を付けなければいけないんですけど、できれば1年つけてほしい。というのも青森はあの冬で全然高熱費が違うじゃないですか。それが1年やると、ならされて、正確な数字が出るということですので、是非1年頑張ってつけてみてください。
今回は問題に気づくという部分をやりましたけども、じゃあその先どうするのかというところになりますよね。
それは、解決手段1つじゃないので、色んなお金の知識を駆使して乗り越えていくことになります。そういった知識に触れられるイベントがあります。
日本FP協会の青森では16日に青森市のアピオあおもりで開催されるFPフォーラム青森でセミナーや子供向けマネー教室に加えて、暮らしのお金に関する無料の個別相談会を実施します。
こちら、人数に限りがありますので詳しくは日本FP協会青森支部のホームページをご覧ください。皆さん、是非キャッシュフロー表を活用してみてください。















