近い場所でも被害が小さい所もあれば建物や地面に大きな被害が出ているところもありました。
【藤原祐輝アナウンサー】
「あ、こちらですね、八戸東高校の校舎なんですが、地震の影響で基礎の部分が壊れています」
八戸市類家にある八戸東高校では今週一杯の休校が決まりました。また、基礎にひびが校舎の1階から3階までの6部屋を当面の間、使用停止にするということです。校舎への地震被害は31年前にも・・・
【近隣住民】
「ここに建てる前の校舎も、三陸はるか沖の時か同じところここがつぶれた」「1階がつぶれた、3階建てで1階がぐしゃっと、ここだ」「地層か何か関係あるのかな、同じ所がなるということは」
八戸港に来てみると・・・
【藤原祐輝アナウンサー】
「こちらの道路では大きなひびが入っていて、階段のように道路がずれています。こうしたひびが100メートル以上ずーっと続いています」
こちらは輸出や輸入の窓口として機能しているコンテナターミナルです。敷地内のいたるところに亀裂や段差ができています。
【八戸港湾運送 栁谷悟課長】
「これ自体も元々こことここが同じ高さだったので、こっちが上がったかこっちがさがったか分からないですが」
コンテナが山積みになっているこの場所は埋立地。元々、海でした。震災後に整備を始め、2018年から使用しています。
県によりますと八戸港の6カ所で段差やひび割れの被害が出ています。地震により地盤が液体状になる「液状化現象」の可能性もあるということです。
【八戸港湾運送 栁谷悟課長】
(Q.こちらはどういったものですか)「コンテナを運ぶストラドルキャリアという機械になります、車重自体60トンあるので亀裂や段差を走行させるのは危険が伴うということで今のところこちらのエリアでは使用をストップさせている状況です」
コンテナ一つの重さはおよそ30トン。このエリアには主に韓国や東南アジアに輸出されるものがおよそ600個あります。重機が使用できず動かすことができなくなっています。
【八戸港湾運送 栁谷悟課長】
「船会社や荷主への影響を最小限に止められるようにコンテナの移動方法とか復旧に関して関係者と協議して早めに対応していきたいと考えております」
地面の亀裂があれほど長く入ってたというのは衝撃でしたし、この地震の影響が経済に何か影響を及ぼすんじゃないか心配になりますね。
そうなんです。こちらのコンテナの運び出しも復旧の目度が立っていないということでした。 また、あのコンテナターミナルに初めて行ってきたんですけれども、本当に元々ここは段差があったのかというぐらい、その元々の地形が想像できないぐらい至るところにこう段差があったり、亀裂があったり坂道になっていたりと、かなり周りがめちゃくちゃな状況になっていたので、これは復旧かなり大変だなという風に感じました。
以上、「藤原が行く」でした。
















