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青森県東方沖地震から1カ月 建物被害2600件超 爪痕残る

2026.01.08(木) 18:45

先月8日に八戸市で最大震度6強を観測した地震から、きょうで1カ月。被害の爪痕は今も残ったままです。

【福代隼士アナウンサー】
「八戸市の長者山新羅神社です。地震から1ヶ月が経ちましたが、大きな石灯籠がご覧のように根元から折れてしまってそのままになっています」

長者山新羅神社では境内の一部が倒れるなどの被害がありました。応急処置をして、正月を迎え三が日で、予想を上回る2万人ほどが訪れたということです。

【近所の人】
「何とかして早く復旧しないと」「どうかもう地震が収まればいいと思いますけどね」

倒れた石灯籠は来月17日からの八戸えんぶりまでに直したいとしていますが、完全復旧には1年以上かかる見込みです。

【長者山新羅神社 柳川泰孝禰宜】
「まだまだ目に見えない直す所がたくさんあると思うので」「えんぶり終わったあたりから本格的に差し掛かりたいと思っておりました」

【坂本庸明記者】
「八戸市中心街のビルでも外壁が崩れ落ちたままの状態となっています」

八戸市番町のこちらのビルでは、テナントは営業しているものの、地震後、ビルのガラスが割れ外壁が落ちました。割れたガラスには木の板が貼られ、外壁工事の為に足場が組まれています。

【坂本庸明記者】
「八戸東高校ではまだ工事が始まっていないということですが、安全を確保するためにフェンスが建てられています」

校舎の基礎部分が壊れた八戸東高校では、先月から専門業者による調査が続いています。今月中に調査結果が分かる予定で、県教育委員会はその結果を踏まえ、工事方法など今後の対応を速やかに検討するとしています。

「まだ揺れてる、やばいやばい、震度6強とか7いってるよ」

先月8日、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生しました。

太平洋沿岸には一時、津波警報が発表され、むつ小川原港と八戸港で、40センチの津波を観測。

内閣府と気象庁は、1週間程度、大規模な地震が起きる可能性があるとして、「後発地震注意情報」を初めて発表しました。

地震から一夜明け、徐々に被害の全容が明らかに。

八戸市では、NTT青森八戸ビルの鉄塔の柱1本が損傷。倒壊の恐れがあるとして、周辺住民に避難指示が出され、現場周辺の国道も通行止めになりました。

工事には当初、3週間から1カ月程度掛かるとしていましたが、26日に完了。避難指示や通行止めも解除されました。

【避難していた住民】
「年末には戻ってきたいっていう願望があったので、新しい年を家で迎えられるってことはすごく安心、というか安堵しています」

また、JR八戸線は、高架橋の損傷などにより、全線で運休。通勤通学など、多くの利用者に影響が出ました。運休から3週間後、JR八戸線は全線で運行が再開されました。

一方、影響が続いている場所も。

むつ市柳町にある旧むつ松木屋ビルでは、壁の一部が落下し周辺の路上に散乱。

市道の一部は今も通行止めとなっています。県は外壁などの緊急安全対策工事を実施。工事が終わり次第、費用の全額をビルの所有者に請求する予定です。

県によりますと県内でけがをした人は32人で建物への被害は2623件、確認されています。

公的な支援を受ける際に必要となる「り災証明書」は、県全体できのうまでに441件交付されています。

※地震から1カ月が経ち、建物被害は2600件を超えました。市町村の報告が増え、きのうから700件以上増加するなどいまだ全容が把握できていません。被災の全体像を把握する作業が急がれます。
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