【千田郁司さん】
(Q.刑務所での14年)「刑務所にいる時も今も自分の永遠のテーマが生きるためのテーマは償いどうすれば許されるのかな許してくれるのかなという疑問があるわけ」「出来る範囲で誠心誠意頑張らなければというのがある」
【アニータ・アルバーラードさん】
(Q.どんな思いで青森に)「ごめんなさい私分からなかった」
1994年からの7年間に県住宅供給公社で起きた横領事件で業務上横領の罪に問われた千田郁司元受刑者、2002年12月、青森地裁はおよそ7年間に計14億4616万円余りを横領したと認定、懲役14年の判決を言い渡しました。
千田元受刑者は翌2003年から山形刑務所で服役生活を送りました。
14年間に造園、クレーンなどの4つの資格を取得。刑務官から「世の中は人材不足就職は大丈夫」と励まされ、2016年に出所しました。
現在、千田さんは68歳関東近郊のアパートで暮らし職探しを続けています。
生活保護を受けながら、求人票と対峙する日々ハローワークからは首都圏から遠く離れた事業所の求人を紹介されています。
【千田郁司さん】
「まさか千田、今もステーキばっかり食ってんじゃねえだろうなって思われたら困る、俺はそんな生活していませんよ」
千田さんは町内会の依頼で班長を務めています。町内には外国人が多く、回覧板を回したり、募金を集めるのに苦労していると話します。
【千田郁司さん】
「今も回覧板やらせられてよ」「下のおじいちゃん倒れて93歳で、俺のところに来た」
町内会の仕事はきても職探しでは元受刑者への風当たりが強いと感じています。いまや11の資格を持っていても。
【千田郁司さん】
「外人でも働ける場所あるのに、なんで日本人が働けないのかな。一生懸命資格取っても紙くずと同じと言われるのは、世の中おかしい。なんのために資格取るのかな」
横領した14億円余りのほとんどを妻のアニータ・アルバラードさんに送金したという千田さん。チリに病院を建設し、貧しい子どもたちを救いたいとの思いからだったと話しました。
【千田郁司さん】
(Q.当時のアニータさんについて)「青森の人に言わせれば女にだまされてばがだ男だと」「そんでねんだよ。俺はみついだ覚えはない。ある目的のために送ってるわけだよ、アニータは美しいと思わなかった。日本人と比べて貧相だし、ただ可哀想だだけだった片言の日本語、貧相な格好して飯も食べてないと言われれば」「焼き鳥一本ぐらい食べさせてあげよう当たり前の感情。そこで人生の脇道に入ったのかなって」
【千田郁司さん(豚汁をよそいながら)】
「あったかいものでも食わせてやらないとあと来ないとしゃべられる。二度と来るかとしゃべられる」
千田さんは取材に訪れた我々に豚汁を用意してくれていました。 キムチの入った具だくさんの豚汁。 自炊には慣れている様子でした。
【千田郁司さん】
「外食したことない、ここでは」
クリスマスとお正月が一緒に来たみたいだと話した千田さん。持ち寄った食材を囲むと両親への思いを語り始めました。
【千田郁司さん】
「不幸の限り最悪ですよね。不幸、最悪でしょ。おやじもおふくろも公務員で退職したら伊豆の温泉にでも行ってゆっくり旅行でもしようかと。余生は。俺は何したんだ、それがつらいよね。楽しかったはずの余生を俺が壊した、破壊した」
【涙をぬぐう】
【千田郁司さん】
(Q.犯罪を犯して失うもの)「犯罪犯すのはそういうこと失うものこれあれみなすべてだよ。車とられる、そういうものでない。全部、一番大切なもの人、両親友人皆いなくなってしまう、古里。帰る所なくなってしまう、放浪して歩くしかなくなってしまう」
(Q.いま思うこと)「自分と同じ人間を出さないこと。これが責任だと思う」「昔は懲らしめそれは違う優しさの中で犯罪は少なくなると思う」
















