(澤田)最近は温泉の休業や閉湯のニュースが多いですけれどもうれしいニュースですね!
(藤原)青森市のある温泉が25日に復活します!引き継ぐに至った思いと温泉文化を守るカギを握るかもしれない、新しい取り組みを取材しました。
【藤原アナウンサー】
「青森市浪館前田4丁目です、住宅街のど真ん中にその温泉はあるんですね、こちらです、大福温泉です。3年近く休業していたんですけれども、ポスターが張ってありますね、6月25日に営業を再開します」
こちらが大福温泉でこれから番頭を務める松村絵里花さん。温泉の中を案内してもらいました。
【松村絵里花さん】
(Q.これはこのまま残っていたんですか?)「30年前ぐらいにリフォームしたみたいで、このままの状態で先代がきれいに使っていた」「先代のおばあちゃんが高齢になってできなくなったということで休業になったようです」
創業から今年で51年を迎える青森市の大福温泉。
メインの浴槽の他に寝そべって入れる風呂やサウナもあり地元に根付いた温泉でしたが、2023年9月から休業していました。
その後、松村さんの夫が社長を務める住宅リフォーム会社が大福温泉の店主から工事の依頼を受けたことがきっかけで休業していることを知り、夫の会社で経営を引き継ぐことになったそうです。
当初は2月のオープンを予定していましたが大雪により天窓が割れる被害がありオープンが先送りに。
リフォーム会社として自前で窓の修理も行い、【風呂場の雑感】今月の営業再開にこぎつけました。
【松村絵里花さん】
(Q.ばっちり出ますね~)「豊富に出るんですよ」
(Q.これが使われずに眠っていたのはもったいないというか悲しいところがありますね)「地域の宝だと思うので残していきたいと思っています」
実際に源泉を見せてもらうと…
【藤原アナウンサー】
「あ、ちょっとぬるめの温度感で、きれいですね、透き通っています」
【松村絵里花さん】
「アルカリ単純泉ですので癖はないんですけれどさっぱりとして、あがった後にさらっとしたお湯になっております」
源泉はアルカリ性で温度はおよそ37度。お湯を温めているボイラーは30年以上前から動いている年代物。
現役のボイラーとしては県内で一番古いそうです。
【松村絵里花さん】
「釜が入った30年以上前と比べると原油の値段が倍以上になっているということでどうしても経費も倍以上掛かるのでそういった心配はあります」
日本一の公衆浴場の数を誇る温泉大好き県の青森。
しかし、原油価格の高騰の影響により大福温泉より歴史のある青森市の桂木温泉が先月末に閉湯するなど、温泉文化をいかに守っていくかが課題となっています。
そんな中、大福温泉では…
【藤原アナウンサー】
「こちらがオープンに向けて、新しく作ったタオルとTシャツです、地域の温泉をこれからも残していくために大福温泉では新たに湯守会という会を新たに作りました」
【松村絵里花さん】
「湯守会は1年間の会費は1万円なんですけれども、特典がお客様にはいろいろありまして、そこで出た利益を大福温泉の設備や運営費に投入していく形になります」
温泉を未来に残していくための任意の会員制度。
年会費を払うことでTシャツや回数券がもらえるほか、本業での住宅工事の割引といった特典も受けられます。
その分、入浴料は今月から引き上げられた県の公衆浴場入浴料金の上限と比べて30円安い、500円。ワンコインにこだわりました。
「湯守会」にはすでに10人ほどが入会を希望していて、松村さんは会員100人を目指しています。
大福温泉は25日午前10時にオープンします。
【松村絵里花さん】
「涙をうるうるさせて喜んでくれる方とか、頑張れよって声をかけてくれる方とか、結構インスタグラムからもメッセージをいただいて、頑張らなきゃなという思いです」
(Q.この地域で大福温泉はどんな場所であり続けて欲しいですか?)「思い出が続いて行くような皆さんの憩いの場になればと思います」
















