その一方で、市など3者で構成されるねぶた実行委員会は、翌年も引き続き仮設のまま新しくねぶた小屋を整備する方針を決定。
これを受けて、運行団体協議会では十分な説明がないまま方針が決まったとして、反発の声が上がっています。
【青森ねぶた運行団体協議会 山内誠会長】
「もう決まったから、あと協議しませんというような強硬な態度で、我々がねぶた祭を盛り上げて文化を継承してきているというプライドがあってずっとやってきたんですけれども、非常に砕かれたという思いであります」
16日、各団体が集まった会議が開かれ、所属する24団体のうち22団体が、今後の対応について話し合いました。
仮設のねぶた小屋は例年5月ごろに設置され、8月に祭りが終わるとおよそ1カ月以内に解体されます。
多くの市民や観光客が訪れる人気スポットですが、近年は老朽化が課題となっていました。
運行団体協議会は小屋の耐久性や防犯対策の強化などを理由に、市など3者で構成されるねぶた実行委員会に対し、数年前から常設小屋の設置を要望し続けてきました。
一方、9月4日に行われた実行委員会との協議で、実行委員会からはこれまで仮設のねぶた小屋の設計や建築を担っていた事業者が、工事を受託しない意思を表明したことなどから、翌年の祭りを開催するためには、引き続き仮設のまま新しくねぶた小屋を整備するほかに選択肢がないといった説明を受けたということです。
【運行団体】
「1年2年ねぶたを我慢してでも、話し合いの場を設けるべきだと思います」
「本当のねぶた祭は誰のためにあるんだろうと考えれば、継続することが前提にあるんじゃないかなと思います」
さまざまな意見が交わされ、会議はおよそ2時間に及びました。最終的に、祭り期間中1日から2日間、ねぶたを出陣しない日を設ける「ストライキ」を1つの選択肢として、今後も交渉を続けていく方針が決まりました。
【青森ねぶた運行団体協議会 山内誠会長】
「来年、仮設の小屋に入ってねぶたを作らなきゃいけないというのは分かります。ただそれがまだ20年30年続くんじゃなくて、その前の段階で、ねぶたの未来に向かってどういう施設がふさわしいのかをもう1回真剣に向き合って話していきたいなと思います」
ねぶた実行委員会は、「仮設小屋の整備方針を理解していただけるよう各運行団体に説明していきたい」としています。















