「午前10時前です。防衛装備庁の施設に、捜査車両と思われる車が4台ほど入っていきました」
現役の自衛官などが逮捕された贈収賄事件。30日、警察が東通村にある防衛装備庁下北試験場に家宅捜索に入りました。
この事件で29日に逮捕されたのは、岩手県滝沢市の陸上自衛官 菅原昌彦容疑者(52)とむつ市の橋本建設工業の元社長 橋本大輔容疑者(51)、社員の又村二三彦容疑者(73)の3人です。
菅原容疑者は、担当していた下北試験場が調達する工事などの一般競争入札に関して、橋本容疑者が当時社長を務めていた橋本建設工業が落札できるよう必要な情報を漏らした謝礼などとして、2023年11月から2026年7月までに15回、合わせて34万1553円相当の飲食接待を受けた収賄の疑いが、橋本容疑者と又村容疑者の2人は接待を行った贈賄の疑いが持たれています。
防衛装備庁の公表資料によりますと、接待が行われたとされる2023年11月から2026年7月にかけて、橋本建設工業は下北試験場の一般競争入札で試験準備室床の補修や警備道路の整備といった少なくとも10件以上の契約を結んでいました。
警察はこのうち、どの入札で便宜が図られたのかは明らかにしていません。
防衛省によりますと、菅原容疑者は、8月1日付で岩手県の陸上自衛隊東北方面特科連隊に異動しています。
警察は、3人の認否を明らかにしていません。飲食接待以外の金品の授受についてや官製談合の疑いも視野に調べています。
今回の事件を受けて防衛省は、「このような事案が発生したことは誠に遺憾で、捜査の状況や事実関係を踏まえ厳正に対処する」とコメントしています。
菅原容疑者からは、入札にどれほど影響のある情報が漏らされたのか、事件の実態解明が急がれます。















