9月2日津軽地方を中心に襲った大雨。
住宅などおよそ300棟に被害が出たほか、農地にも土砂が流れ込みました。
【生産者 丸岡政昭さん】
「パンチはあるねだいぶ減少になるわけだ」
「(年収は)去年の半分」
こう話すのは弘前市十腰内地区で農業を営む丸岡政昭さんです。
およそ1カ月前、川から流れ込んだ大量の土砂や大きな石が農地に流れ込みました。
【田中大地記者】
「弘前市十腰内地区です。1カ月前にも取材したこの場所ですが、今も川の淵がえぐられていて水もたまっている状態です」
土砂や大きな石が大豆をなぎ倒したままの1カ月前とほとんど変わらない光景が広がっています。
【生産者 丸岡政昭さん】
(Q.今下にある)「大きい石ね。これは片付けなきゃどうしようもないもんな」
現在、丸岡さんはおよそ4ヘクタールで栽培しているリンゴの収穫期を迎えています。
収穫を優先せざるを得ず、大豆畑の片付けにはまだ手を付けられません。
【生産者 丸岡政昭さん】
(Q.片付け始められるのはいつ)「11月20日以降になる」
(Q.冬も気になってくる)「雪降ったら(片付けが)できないから、春じゃないとだめだ」
そして今も雨への強い不安が消えないといいます。
【生産者 丸岡政昭さん】
「今は台風27号が発生してるからちょっとあれ怖いなと思って」
「体は健康で幸いね頑張ってるけども」
(Q.体が休まらない)「そうそう神経が休まらない気になって」
一方、観測史上最大となる246ミリを観測した鰺ケ沢町建石町。
花の苗の直売所を営む西華園では。
【西華園 工藤千恵美さん】
「ちょっとずつは片付いてきてるんです。進めば進むほど、大きな被害っていうのを目の当たりにせざるを得なくて、むしろどんどん奈落の底に突き落とされていく感覚っていうか」
1カ月前大量の水や土砂が入り込んだ作業小屋。
倒れてしまった重さおよそそ400キロの冷蔵庫は、チェーンブロックを使って復旧し、なんとか使用できる状態まで戻りました。
作業スペースは、最低限の販売ができるまでには片付き、少しずつ元の姿に戻っているようにも見えます。
しかし、雨が降るとあの日の光景がよみがえります。
【西華園 工藤千恵美さん】
「フラッシュバックというんでしょうね。やっぱり」
大きな被害を受けたビニールハウスには、今も片付けられていない苗などが残っています。
それでも工藤さん夫婦が復旧へ向けた一歩として始めたのがホウレンソウや小松菜など冬野菜の栽培です。
種をまく機械も故障したため、およそ5000粒の種を一粒ずつ手作業で植えていきました。
【西華園 工藤勝則さん】
「夏場に(大雨の影響で)本気でやれなかったから、やらなければかえって駄目かなと」
その思いは販売パッケージにも。
夫婦2人の写真とともに、「復旧に向け精一杯頑張ります」とメッセージが記されています。













