「青森市役所柳川庁舎です。除排雪事業者に向けた説明会がこれから行われます。工区がまだ1つ決まっていない状況もある中、きょうはどういった説明があるんでしょうか?」
会議室に集まったのは、この冬青森市の除排雪を担当する事業者たち。その数96社。
説明会の柱は「契約内容の大幅な変更」です。
これまでは除雪と排雪をセットで作業していましたが、道路交通を確保するために、除雪と排雪を分けます。
15センチ以上雪が降った場合、新しい契約では道路幅の確保を優先に除雪を行い、道路の端に寄せ雪を残します。
それを2回繰り返し、除雪の迅速性を高めた上で、2回目の除雪の後、寄せ雪を排雪するという流れになります。
契約期間のスタートまで1カ月を切る中、全事業者を集めての説明会は今年度初めて。
質問が相次ぎ、途中退出する事業者も…。
【藤原アナ】
「途中で出てこられた理由は何ですか?」
【事業者】
「話、決めないから、市のほうでも。今苦情の嵐だよ」
参加者から提供された説明会の音声では…。
【事業者の声】
「交差点に(雪を)盛っちゃって、おそらく家の周り車庫の周りに、30センチ40センチならいいですけれども、もっと盛り上がる、事故につながるんじゃないかと思うんですよね」
【藤原アナ】
「説明会は1時間半ほどで終わりました。ただ、まだ残って市の担当者に質問をしている事業者がいます」
説明会に参加した事業者は口々に不満をあらわにしました。
【藤原アナ】
「話を聞いて納得感は?」
【事業者】
「納得感はほぼゼロですね、正直、やってみないと分からない部分はあると思うんですけれど、肌感覚では現実味がないのかなと」
【青森市の除排雪歴16年の事業者】
「ダンプを使わないで、雪をどこに置くか。間口の横に置くといっても全部間口、青森の狭い道路なら、広い道路ならいいよ。でも無理なんじゃないかと思う」
また、契約金額について、降った雪の量で決まるシーズン契約から、除雪は作業距離に、排雪は排雪量に応じた単価契約に変わることについては…。
【事業者】
「5キロあたり19万円、除雪だけ。単純に1台でやってもこれだと安いと思う」
【藤原アナ】
「このタイミングで、こういった内容のものが示されて」
【事業者】
「まあ、遅いですよね」
「これ、業者つぶしてしまうよ。赤字になってしまう、この単価見れば」
今年初めて工区の契約を検討している業者も眉をひそめます。
【初めて工区契約を検討】
「一応やる方向で考えてはいきますが、正直いうと気持ち良くというよりは、大丈夫かなという気持ちのほうが大きい」
市は10月下旬にも説明会を開き、契約書を配布する予定ですが、きょうの説明を受けて、工区を手放す可能性を示唆する業者も出てきていて、暗雲が立ち込めています。
【藤原アナ】
今回の説明会で、初めて除排雪の具体的な進め方が示されました。青森市は懸念を持っている事業者に対しては、丁寧に説明していくとしています。
【澤田愛美アナウンサー】
また、業者が決まっていない残る1工区については現時点で数社から反応があり、8日には決まりそうだということです。















