【大熊記者】
「たった今、津軽時巡号がホームに入ってきました。このあと、初めてのインバウンド観光客を乗せて、津軽の冬をとぎめぎます」
車両正面のデザインは、春夏秋冬をそれぞれ日本の伝統色で表しています。
内装は「和」の雰囲気。畳敷きとなっていて足を伸ばしてくつろぐことができます。
17日「津軽『時巡』号」に乗車したのは、台湾からのツアー客35人。初のインバウンドの利用者です。乗り心地を聞いてみると。
【台湾からの観光客】
(Q.畳は初めて)「初めてです」
(Q.どうですか)「自然を感じますが、少し冷たいです」
【台湾からの観光客】
(Q.「津軽『時巡』号」はどうですか)「とても面白いです。私は84年の人生で初めて畳の電車を見ました」
「津軽『時巡』号」の名付け親は、弘前市在住の前田敏寿さん。300を超える応募の中から選ばれました。
【「津軽『時巡』号」の名付け親 前田敏寿さん】
「津軽の四季には、色々春夏秋冬で大変すばらしい季節でありまして、地元のローカル鉄道ということで、津軽弁を交えた名称にした方が親しみやすいのかなと思いまして、こういった形(名称)にさせていただきました」
「津軽『時巡』号」は、観光需要を回復するため、海外からの旅行客などを見込んで改装されました。25日にも台湾からの団体客が乗車するということです。