高校野球春のセンバツについてです。２７日に２回戦に臨む青森山田高校が前日練習で調整しました。
午前中は雨が降る所もあった関西地方。青森山田は練習場所を求め、２時間掛けて兵庫県淡路市内の室内練習場へ。投手陣はリラックスモード。２７日の先発ピッチャーについては、練習終了後に兜森監督とキャッチャーの橋場キャプテンで相談して決定するとのことでした。
野手陣は１時間半を打撃練習に充てました。２６日は数をこなすことを意識し、マシンを使ったり、近い距離から速い球を打ったりして、広陵戦に備えました。
【青森山田 兜森崇朗監督】
「少ない失点に抑えて好機をものにしていくということで、１点多く取り切ることができればいいなと思います」
初戦で攻守に大活躍したショートの吉川選手。９回ウラにはサヨナラ勝ちにつながるスリーベースヒットを放ちました。金属バットに代わり、今大会使用しているのが木製バットです。
【吉川勇大選手】
「自分らしさを出して、チャンスでの一本だったり、大事な場面で打てるような準備をしていきたいです」
「（Ｑ．チャンスは得意？）得意とかはないですけど、自分の中で燃えるというか、そういうのはあります」
さらには４番の原田選手もキーマン。初戦は先制タイムリーだけでなく、ホームランかという打球を飛ばすなど、ミート力、パワーに優れたスラッガーです。
【原田純希選手】
「自分で決めようと思うと力が入ってしまうので、次につなぐような低い打球で芯で捉えられるように」
その青森山田が２７日に対戦するのが広島の広陵。前年秋の広島県大会と中国大会を制している強豪校です。初戦は四国王者の高知相手に３対１。投手戦を制しました。
その広陵には２人のプロ注目選手が。１人目はエースの高尾投手。１年春からエースナンバーを背負い、今回が自身３度目の甲子園。最速１４８キロの速球に加え、多彩な変化球が武器。初戦では９回１失点１１奪三振と圧巻の投球を披露しました。
２人目は４番キャッチャー、キャプテンの只石選手。高校通算１９本のパンチ力を兼ね備え、初戦ではタイムリーツーベースを放つ活躍。強肩を生かした守備も持ち味で、攻守の軸としてチームを支えます。
広陵は２０２３年春のセンバツで山梨学院に、夏の甲子園は慶応に、秋の明治神宮大会では星稜にと、３大会とも優勝校に敗れています。ということは、青森山田も広陵に勝てばこの春のセンバツ優勝となるかもしれません。青森山田対広陵は２７日の第２試合、午前１１時開始予定です。
【センバツ】青森山田は粘り強さ光る 京都国際にサヨナラ勝ちで悲願のセンバツ初勝利
