マスターズ陸上で、青森市の田中博男さんが、世界新記録に挑みました。
ポーランドで行われた世界マスターズ室内陸上競技選手権のM90クラス200メートル決勝です。
92歳の田中さんは、序盤のカーブでライバルを抜き去ると、100メートル付近で他の選手を30メートルほど引き離します。これまでの世界記録は、2020年、ドイツの選手が出した40秒19。田中さんのスピードは衰えることなく、最後の直線へ。2位の選手に圧倒的な差をつけゴール。
記録は38秒79!! 見事、世界新記録を樹立しました。
60メートルの金メダルと合わせて2冠達成です。
試合後、2位の海外選手からハグされていた田中さん。関係者によると、田中さんの断トツの走りに観衆はどよめき、騒然となったそうです。トルン市長や大会長から賞賛を受け、金メダル授与の後は一緒に写真を希望する人など、会場あちらこちらでもみくちゃになったとのことでした。
田中さんは、400メートル決勝では銀メダルを獲得しています。
マスターズ陸上 青森の「スーパーおじいちゃんズ」敬老の日に世界記録に挑戦