注目したのは、試合中、ボールを拾ったり審判に渡したりする「ボールパーソン」です。弘前学院聖愛のボールパーソンは、女子マネージャーが務めました。3年生の小山美駕(おやま・みのり)さんです。
きっかけは、原田監督からの推薦でした。野球のプレー経験はないという小山さんですが、選手と同じユニホームを着て、一緒にグラウンドに立てることがうれしく、喜んで引き受けたそうです。
ベンチでスコアを書いてる時よりも近くで試合を見ることができて楽しかったと言う一方で、ファールボールを拾いに行く際のダッシュで筋肉痛がつらかったとも話していました。
また、チームでは、「聖愛ダッシュ」略して「SD」という言葉を使っているそうなのですが、小山さんがボールパーソンを務めることになると、「SMD」=「聖愛みのりダッシュ」「スマイルみのりダッシュ」と、新しい言葉が誕生!原田監督は、いつも笑顔で全力疾走な小山さんの姿が、選手の励みになったと話していました。
最後まで諦めないプレーを見せてくれた選手たちに加え、チームを笑顔で支えたボールパーソンにも拍手を送りたいです。