この寒さの中、岩木山の豊富な湧き水で育てられているのが弘前市の特産品「一町田せり」。
水温10℃ほどの冷たい水の中に、ひざまで浸かり作業をするのは、生産者の渋谷勝治さん。30年以上栽培しているベテランです。
ウエットスーツと長い手袋を身に着け、水の下に手を潜らせては、セリを引き抜き、収穫していきます。
一町田地区では、現在11軒の生産者がセリ作りに励んでいます。
2024年は、夏の高温続きで、ビニールハウスの中のセリの一部に影響が出たものの路地栽培に影響はなく、例年通り、シャキシャキした歯ごたえのセリに仕上がっているということです。
【一町田せりの生産者 渋谷勝治さん】
「(一町田のは)宮城のセリと比べて柔らかいんですよ。その分シャキシャキしているので、生でも食べられるし、鍋に入れても和えても味は変わりません、おいしくいただけます」
収穫は2025年2月末まで続き、産直施設やスーパーなどで買い求めることができます。