黒石市では、例年、リンゴの枝切り作業に合わせて、2月下旬から3月上旬にかけて農道の除雪を行います。
2025年は豪雪による木の枝折れや、ビニールハウスの損壊といった被害が多く見込まれることから、いつもの年より2カ月ほど前倒しでの対応です。
【黒石市農林部 佐藤久貴部長】
「被害状況を確認したうえで、次の雪害対策に対する支援を我々が早急に検討できるという考えでおります」
「(農家は)自分の園地の状況がどうなっているのか一番心配されていると思いますので、まずそこにも対応したいという思い」
農道に降り積もった雪は140センチほど。園地の木は、根元が完全に埋まっているほか、細い枝にもこんもりと積もった雪。
状況を見に来た農家からは、思わず本音がこぼれます。
【様子を見に来た農家】
「古い木は丸葉(栽培)って言うんですけど、割れちゃって、根元から倒れたりとか結構あります」
「できればもっと早ければ良かったんですけれども、もう折れちゃったのであれなんですけれども、それでもありがたいです、早くやってもらって」
黒石市は29日までに、6地区34キロの幹線農道を除雪し、そのあと支線農道も順次行う予定です。