判決を受けたのは、五所川原市の会社役員 片山弘一被告(70)です。
片山被告は、前の副市長の一戸治孝被告らと共謀し、市が発注の指名競争入札で「五所川原建設技術研究会」に所属する業者が落札できるよう、公正を害する行為をした罪などに問われています。
16日の判決公判で藏本匡成裁判官は、片山被告に対し、常習性が顕著で悪質性が高いこと、また、市と研究会とのつなぎ役を担っており、その果たした役割の重要性については厳しい非難が妥当と指摘しました。そして、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
片山被告の弁護人によりますと、控訴はしない方針ですが、本人と話し合って決めるということです。