警察や消防によりますと22日午後5時45分ごろ、八戸市桔梗野工業団地の県道で、八戸市市川町の無職、向谷地チヤさん(83)が、市内の71歳の男性が運転する乗用車にはねられました。
向谷地さんは、意識のない状態で市内の病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
現場は横断歩道や信号機のない交差点で、事故当時路面は湿っていて、街灯はあるものの薄暗い状態でした。
23日午前9時ごろの八戸市根城の市道。中央分離帯に乗り上げた黒い車は前方が激しく損傷し、左の前輪が外れているのが分かります。
消防によりますと、乗用車と軽乗用車の追突事故が起き、双方の車に乗っていた合わせて3人が、八戸市内の病院に搬送されました。命に別条はないということです。
気象台によりますと、23日朝の八戸市の最低気温はマイナス1℃と氷点下だったことに加え、晴れて放射冷却が強まり、路面が凍結しやすい状況だったということです。
さらに、太平洋側の広い地域で路面が凍っていても気付きにくい「ブラックアイスバーン」となっていた可能性があるということです。晴れた日の朝晩の運転には、特に注意が必要です。