総務省が31日に公表した2024年の1年間の「住民基本台帳人口移動報告」によりますと、入学や就職などで県外に転出した人が2万1255人で、県内に転入した人が1万5970人となりました。
この結果、転出が転入を5285人上回る転出超過となり、その人数は、前の年を371人下回ったものの、青森県の人口は、1954年の統計開始以降、70年以上連続で転出超過となりました。
東北では福島県に次いで2番目に多くなっています。
こうした現状について県の担当者は-。
【青森県総合政策課 田澤謙吾課長】
「いったん仕事の選択の関係で県外に出ていく方は当然いらっしゃいますが、そういう方々がいずれは戻ってきたい、その際に戻ってこられるような受け皿をつくるということが非常に重要になってくると考えています」
県内では特に若い世代の人口流出が課題となっています。
【青森県総合政策課 田澤謙吾課長】
「本県においては20~24歳の男女、特に女性の転出が多くなっていることが問題となっておりますので、住み続けてもらえる、あるいは戻ってきたくなるような青森県にしていくことが重要だと考えています」
市町村別の転出・転入超過数については、総務省が4月に公表する予定です。