メジャーリーガーの大谷翔平選手が前年度に全国の小学校に贈った“大谷グローブ”。このグローブを使用したチャリティー野球大会が青森県藤崎町で行われました。前年に続き2回目の開催です。大谷選手の愛犬、デコピンらしきぬいぐるみが見守る中、試合開始です。
「始めます!」
「お願いします!」
「負けないからな!」
藤崎町の2つの中学校の合同チームとPTAや学校関係者を中心とした大人チームの対戦。
大人たちがエラーをすると・・・ボールボーイならぬ募金ボーイが募金箱を持って駆け出します。1つのエラーごとに100円を募金していきます。
続いては外野へフライが上がり・・・取れません!
「タイム!チャリティー!」
男性はなんと1000円を募金し、会場は大盛り上がり。良いプレーだけでなくミスをしても盛り上がる“ちょっと変わった”チャリティー野球大会です。
さらに三振も募金の対象。豪快な空振り三振の後も笑顔で募金!
会場にはリアル野球盤のように幕を設置。金額が書かれた幕に打球が当たった場合はその金額を募金します。
打席に入った男性の打球は・・・ホームラン。ホームランは募金の対象ではありませんが、仲間に祝福された勢いで1000円を募金箱へ!
【ホームランを打った男性】
「(ホームランを打って募金をした気持ちは)最高です!少しでも役に立てていただければ、大変ありがたいです」
集まった募金は藤崎町に寄付され、豪雪で被災した人の支援に役立てられます。
【藤崎町連合PTA 福士顕生会長】
「今年せっかく(募金の)幕を作ったんですけど、誰も当てずに終わったと、来年はそこを狙って打てるように、練習してきたいと思います」
「(Q.守備の方は?)守備はそこそこで・・・じゃないと(募金が)集まっていかないので、そこそこで頑張ります」
“大谷グローブ”を活用した取り組みができないかと2024年から始まったチャリティー野球大会。効果は募金が集まるだけではありません。
【齋藤翔選手】
「去年の『野球しようぜ』で、楽しいなって思って、入ろうと思いました」
藤崎中学校の齋藤翔選手は小学6年生だった前年、この大会でプレーしたことがきっかけで、中学校では野球部に入部しました。工藤孝揮選手も同じく前年の大会で野球の楽しさを知り中学から野球部へ。
【工藤孝揮選手】
「(中学校で野球部に入って)楽しいです、はい」
(Q.大谷選手へ)「このきっかけを与えてくれたので、ありがたいなと思います」
【藤崎町連合PTA 福士顕生会長】
「これからも、続けていければ良いかなと思っています、そしていつか、大谷選手に会えれば良いなと思っています」
「(そういった狙いも?)そうです、あわよくばと・・・」
【掛け声】
「いつか大谷選手と、野球、しようぜ~!」