判決を受けたのは三沢市本町の無職、畑内敏幸被告(47)です。畑内被告は2024年11月、三沢市消防団の屯所に放火し、およそ250平方メートルを全焼させた罪に問われています。畑内被告は当時、消防団員でした。
26日の判決公判で、青森地方裁判所八戸支部の内藤和道裁判長は「ギャンブルによる借金苦から自殺を考えるようになったものの実行できず、死刑になって死のうと考えるようになった。その際、恨んでいた団員に迷惑が掛かる方法を取ろうとして屯所を全焼させた」、「1千万円を超える経済的被害が生じていて、放火した経過はあまりにも身勝手」などと述べ、懲役3年の求刑に対し、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。