十和田市の元県立高校教諭 木村千一郎被告(41)は、2024年6月と9月、女子中学生と女子高校生に対し、それぞれ相手の年齢を知りながらわいせつな行為をした罪などに問われています。
青森地方裁判所で開かれた4日の判決公判で藏本匡成裁判長は、被害に遭った女子中高生に対し「将来への悪影響を顧みることなく、自己の性欲のはけぐちとして犯行に及んだ」「厳しい非難が妥当」と述べました。
一方で、反省の態度を示し、懲戒免職処分などの一定の社会的制裁を受けていることなど酌むべき事情もあるとして、懲役3年 執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
木村被告は法廷で、「私が犯した罪は許されるものではない」「しっかりそのことを胸に刻んで罪を償っていきたい」と話しました。
弁護側によりますと、木村被告は控訴しない意向を示しているということです。