青森港長期構想検討委員会は、社会情勢の変化に伴い、青森港の既存の計画を見直す必要があるとして、20年から30年後の青森港のビジョンを検討するため設置されました。
行政や学識経験者などが2023年から検討を重ね、長期構想案が委員に示されました。
構想案には、2025年は50隻が寄港予定のクルーズ船が将来的には2隻同時に寄港できるよう整備すること、また、物流の拠点として貨物を乗せたトレーラーを運ぶ貨物船=RORO船の寄港を想定した高規格のターミナルを新たに整備することなどが含まれています。
【青森港長期構想検討委員会 大脇崇委員長】
「どの分野のどの場所をどの方向に持っていこうか、かなり具体的なイメージを持って構想に盛り込めたのではないかと思いますので」
「構想の実現に少しでも早く着手していただけるといいなと」
県は3月中の長期構想策定を目指していて、2025年度以降は10年から15年後を見据えた中期計画「港湾計画」を見直すとしています。