「自然と市民を守るという大きな課題に向けて一丸となって取り組んでまいりましょう」
一方、2024年、クマによる死亡事故もあった青森市では環境省や県・市などおよそ20人が集まり住民へ早期に情報を伝える体制を確認しました。
市は、「鳥獣管理保護法」が秋にも改正され、一定の条件を満たした際、市街地でも銃の使用が可能になることから、警察に訓練などを含めた協力を求めました。
青森市では2024年6月、八甲田の地獄沼近くでタケノコ採りをしていたむつ市の80代の女性がクマに襲われ、亡くなっています。
また、2025年も5月19日には、浪岡地区の住宅街で相次いでクマが目撃されました。
青森市の2025年度の出没件数は20日現在で、過去5年で突出して出没件数の多かった去年とほぼ同じ17件となっています。
【青森市環境保全課 山口智紀課長】
「これまでの人身被害も山菜採りが多いということを踏まえまして、山菜を八甲田地区の方に採りに行かれる方は、十分警戒していただくようにしていただきたい」