「岩木山展望所に来ています。その脇道のこの先に山菜採りのいくつかあるそうなんです。入山する方はよくこの道を通るそうです」
青森市雲谷の岩木山展望所からおよそ200メートル下った場所にある空き地で行われたのは、山菜採りによる遭難防止を呼び掛ける看板の設置作業。青森警察署の署員8人が3つの看板を設置しました。
【青森警察署地域官 外﨑正文警視】
「ここら辺りですね、山菜採りの入山者が多いということで、今回この場所に設置しております」
山菜採りによる遭難を防ぐため様々な機会に広報活動をしていますが、この場所が“最後のとりで”となります。
「遭難してから悔やんでも遅い!入山する前に万全の準備を!」と注意を呼び掛けます。
【青森警察署地域官 外﨑正文警視】
「山に入ったら、遭難の危険があるということを自覚していただきたいなというところがございます」
出掛ける前に確認してほしいポイントがこちら。
▼行き先、帰宅時間、車の駐車予定場所を家族に連絡すること。
▼天気予報を確認すること。
▼入山場所を地図で確認すること。
持ち物については「目立つ服装で入山すること」や「携帯電話を持つこと」で、早めの発見につながるということです。
県内では2025年1月から5月26日までに山菜採りで7件、10人の遭難がありました。そのうち9人が70歳以上だということです。