そして27日、2024年産の収穫量が発表され2年連続で40万トンの大台を割り込んだことが分かりました。
農林水産省のまとめによりますと、2024年産の県産リンゴの収穫量は前の年を3900トン下回る37万500トン、出荷量は前の年を2000トン下回る33万8000トンでした。
収穫量が2年連続で40万トンを割り込むのは、現在の統計になってから初めてのことで、過去3番目に少なくなっています。
【県りんご果樹課 今俊光課長代理】
「状況としては深刻といえると思います。栽培面積が減ってきているのは事実でそれが数字に表れています」
青森県によりますと、2023年夏の高温による花芽不足が減収につながったということです。
2年続けての大台割れについて生産者は。
【県りんご協会 内山国仁会長】
「最低でも40万tというのは、いつも目指している部分でもあるので、それを切ったというのは残念という思いがあります」
そして、大雪の影響が懸念される2025年産は。
【県りんご協会 内山国仁会長】
「まず雪害からのスタートでしたけれども、生産者としては気持ちを切り替えて、今あるリンゴを秋までしっかり管理して、良品物を多く生産することで、雪害で減少した部分をなんとかカバーしていければと思っています」
県は、生産量の維持に向け、関係機関と協力し後継者不足などの課題に取り組むとしています。