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日本海中部地震被害から42年 青森・深浦町 大津波を想定した防災訓練

2025.05.26(月) 18:45

青森県内を含む全国で104人が犠牲になった日本海中部地震から26日で42年です。
深浦町では大津波を想定した防災訓練が行われました。

訓練は、県の西方沖を震源とするマグニチュード7.8の大地震が発生し、町内で震度6弱の揺れを観測、大津波警報が出された想定で行われました。

町職員たちは、海のそばにある庁舎から屋外に逃げ、近くの高台を目指して避難します。
津波は高さ5メートルに達する想定で、役場庁舎の1階が浸水することになります。そのため災害対策本部は役場庁舎に設置できないため今回、高台にある保健センターに初めて設けました。

地震発生から3時間経った想定で、災害対策本部会議を開き、被害状況を共有。1983年に発生した日本海中部地震より大きな被害が出ているとして、県を通じて自衛隊へ災害派遣要請をする手順を確認していました。

【深浦町 平沢一臣町長】
「町民を絶対守るという強い意識のもとに、いろんな形で災害対策を日々講じていければなと思っております」

町の訓練は、町民の防災意識を高めようと防災の日に指定されている5月26日近辺に、日本海中部地震の翌年から毎年実施しています。

役場庁舎が海に面していることについて平沢町長はー。

【深浦町 平沢一臣町長】
「庁舎移転という観点から見ても高台に移動するというのは時代なのかなと思っていますので、今後それも議論しながらしっかりと進めさせていただければと思います」
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