【赤平春菜記者】
「暑い夏を乗り切るマスト食材といえば、このウナギですよね。27日は小川原湖におよそ2500匹を放流します!」
放流されたのは、九州地方で養殖された体長およそ30センチのウナギの幼魚2500匹です。
船で場所を移動しながら、湖の5カ所で少しずつ放流していきました。放流したウナギは、2年から3年経つと40センチ以上に成長し、水揚げされて消費者のもとに届きます。
以前は天然のニホンウナギの日本一の産地だった小川原湖。1975年には年間およそ90トンの水揚げを誇りました。
その後、世界的にウナギの稚魚が減少するなど、2017年には過去最低の年間0.5トンに。それでもここ数年は回復傾向で2024年はおよそ1.9トンの水揚げとなりました。
【小川原湖漁協 蛯名秀樹総括課長】
「いままでの放流の効果がどのように水揚げに反映されていくのか、期待を寄せております」「天然ウナギは貴重品ですが、たくさん食べてほしいなと思います」
小川原湖のウナギ漁は、6月1日から9月末まで4カ月間続きます。