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資源確保へ 小川原湖でウナギの幼魚を放流/青森

2025.05.27(火) 18:45

かつて天然の二ホンウナギの日本一の産地と呼ばれた東北町の小川原湖。資源確保に向けて70年以上続けられているウナギの幼魚の放流が今年も行われました。

【赤平春菜記者】
「暑い夏を乗り切るマスト食材といえば、このウナギですよね。27日は小川原湖におよそ2500匹を放流します!」

放流されたのは、九州地方で養殖された体長およそ30センチのウナギの幼魚2500匹です。

船で場所を移動しながら、湖の5カ所で少しずつ放流していきました。放流したウナギは、2年から3年経つと40センチ以上に成長し、水揚げされて消費者のもとに届きます。

以前は天然のニホンウナギの日本一の産地だった小川原湖。1975年には年間およそ90トンの水揚げを誇りました。

その後、世界的にウナギの稚魚が減少するなど、2017年には過去最低の年間0.5トンに。それでもここ数年は回復傾向で2024年はおよそ1.9トンの水揚げとなりました。

【小川原湖漁協 蛯名秀樹総括課長】
「いままでの放流の効果がどのように水揚げに反映されていくのか、期待を寄せております」「天然ウナギは貴重品ですが、たくさん食べてほしいなと思います」

小川原湖のウナギ漁は、6月1日から9月末まで4カ月間続きます。
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