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台木から高密植栽培を学ぶ りんご苗木不足に貢献 柏木農業高校/青森

2025.05.27(火) 18:45

こちらをご覧ください。なんの植物だか皆さんわかりますか?

家庭菜園のお野菜のようなイメージが・・・

正解はこちら。

「リンゴ」なんです!私も最初分かりませんでした。苗木の土台になる台木のまだ若いものなんです。柏木農業高校では全国の高校で初めて、この状態から苗木の栽培を行っています。

講習会では生物生産科の2年生と3年生7人が、台木にもみ殻をかけて根の成長を促す処理について学びました。リンゴは土台となる木と実を収穫できる木で品種が異なり、台木に「ふじ」などを接ぎ木して苗木を作ります。高密植用の苗木は台木に2年、接ぎ木をして2年の4年かかります。

【藤原祐輝アナウンサー】
「木をコンパクトにすることが重要な高密植栽培、このように枝を下向きにする下垂誘引が一般的ですが、青森の技術が詰まった摘心、青森式について学びます」

余分な枝に栄養が取られないように枝を切る摘心。せん定技術を高密植栽培に応用したもので、柏木農業高校では「青森式」と呼んでいます。枝を引っ張る下垂誘引に比べて、枝に負担をかけず手軽にできるのが大きな特徴ですが…。

【平川市密植栽培研究会 外川智志会長】
「こっちまっすぐに伸びてるでしょ、これを助けましょう」『じゃあこっちを切ればいい』「そうそう」

難しいのが「切る枝」の見極めです。

【平川市密植栽培研究会 外川智志会長】
「わかんないよな、すべてこれは経験と勘だから、農業ってさすべて経験と勘なのさ」

【参加した生徒】
「まずは台木の生産をして、地域の方に届けて、まず地元から発信していければと思います」

高校では2023年から苗木生産に取り組んでいて、2027年度、最初の苗木およそ200本が取れる見込みです。
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