「交通量もある交差点ではありますので、信号が設置されることによって、1つでも痛ましい事故が減少していただけることを期待しているところです」
【六戸町 佐藤陽大町長】
「万が一大きな事故になれば、命を落としかねない事故だったということで、県警としてはこれが決定打とは言いませんけれども、今後このような事故が起こるということであれば、信号設置は早急に進めなければならないと判断をされたのだと」
ついに信号機の設置が決まりました。六戸町犬落瀬の十字路交差点で、再び起きた人身事故。
28日午前11時半ごろ、原付バイクと乗用車が出合い頭に衝突し、原付バイクを運転していた95歳の男性が大けがをしました。
事故を目撃した人によりますと、乗用車を運転していた19歳の女性は、「止まったけれど…」と話していたといいます。
【現場近くにいた人】
「やっぱり信号付けてもらって対策してもらわなくちゃ、また起きると思う。4方向とも止まれだけど、きょうみたいなことあれば、何も意味ない」
この交差点では、2024年9月には7人が死傷する事故が起きていました。
事故を受け六戸町は信号機の設置を警察に要望しましたが、交差点付近の道路に事故の発生につながる段差があるため設置が難しいと判断。
警察は2025年3月、暫定的な措置として交差点の4方向すべてを一時停止としました。
道路を管理する六戸町が、道路の改修工事を2026年度までに終えるよう準備を進めていたところ、警察もそれに合わせて信号機を設置することを決めたということです。
【六戸町 佐藤陽大町長】
「町としては、できれば来年度の12月、雪の降る前に現地を完成させて、警察の方とのご相談になりますけれども、完成後に信号機設置ではなくて、完成と同時に信号機を設置して供用開始できればなと思っているところなので、これから警察の方々と協議をしてまいりたい」