青森市のマエダストア虹ケ丘店。魚売り場には、旬の海の幸が並んでいます。青森県産のスルメイカ。1杯213円と、前年よりわずかに安くなっています。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝 店長】
「水揚げ量の変化が激しいので相場は安定しませんが、現時点では去年に比べて水揚げが順調です」
バーベキューで楽しみたい青森県産ホタテは、水揚げ量の減少などから高騰していますが、青森県産や秋田県産のサザエは、100グラム108円と例年並みの価格で購入できそうです。
そして今お買い得なのが青森県産クロマグロ。100グラム537円と、前年より2割安くなっています。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝 店長】
「今年、全国的にクロマグロの漁獲枠が拡大しました。去年よりも流通量が増えていて、相場が下がっています」
冬場のマグロに比べると脂は少なく、さっぱりといただける夏のマグロ。2025年はさらに手頃に楽しめそうです。
一方、野菜売り場では―。
トマトやキャベツ、レタスなど店頭に並ぶ露地栽培の野菜が青森県産に切り替わっていきます。
ただ、2025年は―。
【服部未佳アナウンサー】
「多くの野菜が、高温と雨不足の影響を受けています」
6月まで生育順調で価格も例年並みだった葉物野菜は、8月に入り高騰しています。
チンゲンサイは1袋214円と前年より2割高く、ホウレンソウも1袋322円と前年より5割も高くなっています。
また旬を迎える夏野菜、トウモロコシ。現在は茨城県産が並んでいて、価格は例年並みですが、高温と雨不足から品質が不安定な状態です。
青森県産の「嶽きみ」は―。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝 店長】
「嶽きみは、去年より植え付けが10日ほど遅れています。これからの天候次第ですが、お盆前には店頭に並ぶ予定です。雨不足が心配です」
今が旬の枝豆。高温の影響で、群馬県産は1袋300グラムで322円と、例年より1割高くなっています。
青森県産の毛豆は、9月から店頭に並び始めます。
果物売り場に並ぶ夏の味覚にも、天候の影響が。メロンは前年より1割、スイカは前年より3割高騰しています。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝 店長】
「6月末の雨や台風の影響で、関東産の出荷が減少しています。さらに北陸や東北産の出荷開始が遅れているため、品薄状態となっています」
現在は青森県産の出荷が増えてきたので品薄のピークは過ぎましたが、それでも例年より高くなっています。
しかし。
【服部未佳アナウンサー】
「今年は雨が少ないので、食味は良好で、はずれが少ないということです」
メロンもスイカも、おいしく食べられるのは8月中旬まで。まさに今 味わってほしい、マエダストアおすすめ品種をご紹介!
完熟で収穫する「アムさんメロン」は、皮際まで甘いのが特徴。販売はもうすぐ終了です。
今が旬の「ゆうかメロン」は、きめ細かい果肉と華やかな香りが魅力です。
「タカミメロン」は甘みが強く、後味はスッキリしています。店頭に並んでいるのは、糖度17度以上で姿の美しい「プレミアムメロン」。品質の良さは確実です。
続いてはスイカ。小玉スイカの「ピノ・ガール」は種が小さいのが特徴。種ごと頬張ることができます。
大玉スイカの「紅まくら」は、シャリシャリ食感が魅力。糖度も高く、生産量が減っている希少品種でもあります。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝 店長】
「青森県産の夏の味覚、今しか楽しめないので、ぜひ味わっていただきたいです」