青森市のカクヒログループアスレチックスタジアム。
3000メートル競歩に出場した東北町出身の新山さつさん78歳。記録は24分21秒25と、自身が持つ75歳~79歳が対象のW75クラスの県記録・東北記録を更新しました。
【W75 3000m競歩 新山さつさん(78)】
「胸を張って、お腹に力を入れて、頑張りました。腕を振って」
立ち五段跳びでは、日本最高記録が!
藤崎町出身の成田輝久さん24歳。記録は16メートル36と日本記録を3センチ上回りました。
【M-24 立ち五段跳び 成田輝久さん(24)】
「きょうだけが(M-24で出場する)人生ラストのチャンスだなと思っていたので、日本最高記録がM-24で出たので満足です」
弘前市出身の吉崎裕祈さん43歳。2024年、100メートルで10秒92を記録。
40歳以上で100メートル10秒台の記録を出したのは、北京オリンピック銀メダリストの末續慎吾選手に次いで全国で2人目です。
【M40 スプリンター 吉崎裕祈さん(43)】
「競技復帰したのが40歳なんですけど、そこからでも記録は毎年伸ばしているので、まだ中年でもやれるぞっていう」
(Q.目標は)「やっぱり田中博男さんです」
その田中博男さんも、今シーズンの初戦。世界記録を7つ持っている青森市出身、94歳のスプリンターです。
【M90 世界記録7つ保持! 田中博男さん(94)】
「(寒くて)凍ったまま走るような感じ」
天候の悪い中、4種目に出場し力強い走りを見せた田中さん。記録は100メートル22秒21、200メートル51秒59と、4年前、90歳の時に自身がたたき出したM90の世界記録には及びませんでした。
2025年12月に95歳になる田中さんは、来シーズンから出場クラスが、M95に。カテゴリーが変わるので、新たに記録を樹立する可能性が高くなります。
【M90 世界記録7つ保持! 田中博男さん(94)】
「いよいよ来年きたなと(笑)」
(Q.来シーズンのM95に向けて今シーズンは準備の年)「いつでもそうなんだけども、けが、病気に細心の注意を払って、スムーズに来シーズンに移行できるようにしないと」
そして、個人種目だけでなく―
【M90 世界記録7つ保持! 田中博男さん(94)】
(Q.リレーの記録も狙う)「来シーズンはM95になるから、早速、雪降る前から、(リレーメンバーに)『来年はリレーやるぞ!』と」
「早く来年くれば良いなと思って(笑)」