候補者を擁立している各政党は青森選挙区を重点区と位置付けていて、党首が県内に入り支持拡大を呼び掛けています。そこできょうは、これまでに県内で訴えた党首の声をお伝えします。
青森選挙区に立候補しているのは届け出順にご覧の5人で、自民党、立憲民主党、参政党、共産党の4つの主要政党と政治団体「NHK党」が候補者を擁立しています。
自民党総裁の石破茂総理大臣は青森市で14日、街頭演説を行い、青森から新しい日本をつくるために力を貸してほしいと述べ有権者に支援を求めました。
【自民党 石破茂総裁】
「この地方から新しい日本をつくるためにまじめに働いた人が、幸せを実感できるために、我々が給付金と言っているのは、早くやらなければいけないからです。そして困っている人に手厚くしなければいけないからです。消費税を下げるのに1年もかかるのです。1年経ってどうしますか」
対する立憲民主党の野田佳彦代表は9日に青森市でおとといは八戸市で街頭演説を行い、ガソリン税の暫定税率を廃止すると訴えました。
【立憲民主党 野田佳彦代表】
「ガソリン税の暫定税率の廃止青森県民は皆望みますよね。望んでいることを阻んだのは、自民党ですよ」「その自民党に皆さん一票入れるんですか?駄目でしょ!ガソリン税廃止、この一点をもっても、参議院に我々の仲間を増やさせてください」
一方、参政党の神谷宗幣代表は8日に、青森市で街頭演説を行い、政治を通して日本を変えると有権者に訴えました。
【参政党 神谷宗幣代表】
「参政党なんかが飛躍したら、混乱しますよ、政界が。でも、その先に、混乱の先に、新しいものを作っていかないと、今のまま自公政権の安定した衰退が続くわけですから」「安定した衰退か、混乱後の発展か、どっちを選ぶんですか皆さん」
共産党の田村智子委員長は12日、青森市で街頭演説を行い自民党が打ち出した現金給付を批判し消費税の減税を訴えました。
【共産党田村智子委員長】
「消費税を5%に減税して廃止を目指すと掲げています」
「大企業や超富裕層・大株主、こういう皆さんへの減税・税金の優遇を見直せば、税収を減らさずに消費税の減税はできる」
与党が議席の過半数を維持するのか、それとも野党がそれを阻むのか。青森選挙区の1議席を巡り各党がしのぎを削っています。