青森市の慰霊碑の前で行われた犠牲者の追悼と平和を祈る式典。14日はおよそ20人の参加者が黙とうを捧げました。
ちょうど80年前、1945年の7月14日と15日、青函連絡船合わせて12隻が津軽海峡などでアメリカ軍の攻撃を受け424人の乗員乗客が犠牲となりました。
式典では青森中央高校演劇部のOB・是川詩乃さんが戦争を知る人の手記などをもとに追悼朗読をし、全員が折り鶴を供えて犠牲者に祈りを捧げました。
一方で、これまで参加していた犠牲者の遺族は高齢になり、足を運ぶことが難しいといいます。
【青森空襲を記録する会 今村修会長】
「時が経てば経つほど語り継ぐのが大変な時代になってきている。しかし、やっていくことに大きな意味があるなと」「目に見えるものを残していくことを努力していきたいなと思っています」
平和を祈る追悼式典は慰霊碑が建てられた20年前から毎年行われています。