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出穂期の水田に影響 天間ダムの放流量減少 ポンプで対処/青森・七戸町

2025.07.28(月) 18:45

青森県が管理する七戸町の農業用水をためる天間ダムで、放流量が少なくなっています。原因がまだ分かっていません。

【坂本佳子記者】
「稲作の中で最も水を必要とする、今この出穂期に、田んぼに水が流れなくなるという現象が七戸町天間林地区で確認されいます」

青森県上北農林水産事務所は17日、天間ダムの放流量の減少を把握。現地調査をしたものの、原因の特定には至っていません。

ダムの貯水率は、平年のこの時期と比べ20日現在で94%。

しかし、水を流すバルブを全開にしても3分の1程度しか放流できていません。

また、放流した水が水田に流れる際に合流する小坪川も枯渇しています。

【宮下知事】
「雪解け水が多くて、仮設でゲートを閉じている部分の上から、恐らく何らかのものが流入して、少し入り口の所をふさいでいるんじゃないかという仮説は、今の時点では立てています」

県は国からポンプ10基を借り、水田に水を届けています。

天間林土地改良区の小又福藏理事長は、出穂期に当たる8月21日ごろまで、ポンプの設置を延長してほしいと宮下知事に要望しました。

【宮下知事】
「県の施設であるダムで迷惑を掛けているということですから、これはしっかり対症療法としても、ポンプアップで水を行き渡らせるような調整をしていきたいと思っています」
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