追悼式には、遺族などおよそ230人が参列しました。主催者を代表して宮下知事が、「次の世代に歴史の真実を伝え、平和のための努力を惜しみません」と述べました。
また、遺族を代表して、県遺族連合会の齋藤文昭会長が追悼の言葉を捧げました。
【県遺族連合会 齋藤文昭会長(82)】
「平和で安定した生活が享受できますのは」「御英霊の尊い犠牲の上に築かれたものです。決して忘れてはならないことであります」
そして参列者たちは祭壇に祈りを捧げて、平和への誓いを新たにしていました。
【父親を戦地で亡くす】
「戦争覚えている人、もう1割でしょ。だんだん記憶が薄れていきますよ」
【兄を戦地で亡くす】
「(世界の)あちこちでまだ戦争やっているでしょ。やっぱりそれは駄目だと思う」「全世界が平和でなければ、悲しいことだと思います」
日中戦争や太平洋戦争などではおよそ3万3100人の県出身者が亡くなりました。