資材の高騰などで一度中止が発表されましたが、地域の有志と学校が協力し名前を変えて再スタートしました。
【赤平春菜記者】
「稲刈りを迎えたこの時期ならではのイベントが、今年もご覧のように始まっています」
20日に開幕した「かかしフェスタ de Aburakawa」。地元の小・中・高校生を中心に制作したおよそ150体が、青森市の国道280号沿いにずらりと並びます。
23日は青森第一高等養護学校の職員2人が、一足遅れて生徒が作ったかかしの設置に訪れていました。
生徒が決めたというテーマは、目撃が相次ぐクマ。「出没注意」の文字を肩にかけ、行き交う人に警戒を呼び掛けます。
一方、こちらは野球界のレジェンド。
「体は斜めにしたほうが良いんじゃない?体を正面に。そうそうそう!」
6月に亡くなった長島茂雄さんです。国民的人気で一時代を築き、国民栄誉賞も受賞しています。
【青森第一高等養護学校 能澤大輔教諭】
「わざとフェルトを使ったり、特徴的なひげの部分は革を使ったんですけど、素材の合わせ方とかは見てほしいなと思います。地元の人たちで、有志で続けられるということは本当にありがたいことですし、子どもたちも楽しんで作ってくれて良かったなと思います」
子どもたちのこだわりが詰まった、個性豊かなかかしを楽しめる「かかしフェスタ de Aburakawa」は10月13日までです。