近隣住民7人が参加したツアーでは、「仲町武家屋敷案内人の会」の花田輝明会長がガイドを務めました。
最初に訪れたのは下級武士の家、旧岩田家住宅です。津軽藩が官舎のような位置付けで建て、すぐに城に駆け付けられるよう住まわせていたといいます。畳は、客人の部屋には縁があり、住民の部屋には縁がなく、その違いは明確でした。
また、藩付きの医者「藩医」が住んでいた旧伊東家住宅には、薬の材料をすりつぶす器具「薬研」や貴重な薬を入れておく保管庫があり、その名残を伝えています。
「藩医」の住宅といっても、武士が住んでいた家。武士の家ならではの造りがあります。
【仲町武家屋敷案内人の会 花田輝明会長】
「ここにすき間ができますじゃあ何のためにデザインなのか。やりというのは長いのでここに置くわけにはいきません。ですから長いやりを掛けるためにこういうのをはるんです」
「仲町武家屋敷案内人の会」は、4年前からガイドツアーをしていますが、近所に住んでいても武家屋敷に入ったことがない人が多いと聞き、今回、初めてこのツアーを企画しました。
【参加者】
「20年住んでいるんですけどもこんなに丁寧に説明してもらって」「津軽藩とかこの辺のことが身近に感じるようになりました」
「20、30年前に引っ越して来たんだけどこうやって見たのは初めて」「良い参考になりました助かりました」
【仲町武家屋敷案内人の会 花田輝明会長】
「自分が覚えたのをきょう私が随分話したので、1割ぐらい覚えてもらって友達なり家族なり1年以内に連れてきていただければと思っています」
このツアーは、27日と28日にも行われます。