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初開催 近隣住民が武家屋敷を巡る 武士の家ならではの造り学ぶ/弘前

2025.09.24(水) 18:45

弘前公園の北側にある4軒の武家屋敷。近所の人もあまり足を踏み入れたことがないというその屋敷を巡るツアーが行われました。

近隣住民7人が参加したツアーでは、「仲町武家屋敷案内人の会」の花田輝明会長がガイドを務めました。

最初に訪れたのは下級武士の家、旧岩田家住宅です。津軽藩が官舎のような位置付けで建て、すぐに城に駆け付けられるよう住まわせていたといいます。畳は、客人の部屋には縁があり、住民の部屋には縁がなく、その違いは明確でした。

また、藩付きの医者「藩医」が住んでいた旧伊東家住宅には、薬の材料をすりつぶす器具「薬研」や貴重な薬を入れておく保管庫があり、その名残を伝えています。

「藩医」の住宅といっても、武士が住んでいた家。武士の家ならではの造りがあります。

【仲町武家屋敷案内人の会 花田輝明会長】
「ここにすき間ができますじゃあ何のためにデザインなのか。やりというのは長いのでここに置くわけにはいきません。ですから長いやりを掛けるためにこういうのをはるんです」

「仲町武家屋敷案内人の会」は、4年前からガイドツアーをしていますが、近所に住んでいても武家屋敷に入ったことがない人が多いと聞き、今回、初めてこのツアーを企画しました。

【参加者】
「20年住んでいるんですけどもこんなに丁寧に説明してもらって」「津軽藩とかこの辺のことが身近に感じるようになりました」

「20、30年前に引っ越して来たんだけどこうやって見たのは初めて」「良い参考になりました助かりました」

【仲町武家屋敷案内人の会 花田輝明会長】
「自分が覚えたのをきょう私が随分話したので、1割ぐらい覚えてもらって友達なり家族なり1年以内に連れてきていただければと思っています」

このツアーは、27日と28日にも行われます。
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