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七戸死体遺棄 十枝内被告に懲役14年の実刑判決

2025.09.30(火) 18:45

七戸町の地中からプラスチック容器に入った男性の遺体が見つかった事件で、犯行を主導した元運送会社の代表の男に、懲役14年の実刑判決が言い渡されました。

本籍が七戸町の元運送会社役員十枝内伸一郎被告(49)は、2024年1月、当時トラック運転手の谷名幸児さんに暴行を加え、連れ去ったあと、コンテナ内で重さおよそ30キロのタイヤ数本を体に載せたほか、プラスチック容器に入れるなどして死亡させました。

さらに重機を使って容器ごと土の中に埋めたとして、傷害致死や監禁、死体遺棄などの罪に問われています。

青森地方裁判所で開かれた裁判員裁判の判決公判で藏本匡成裁判長は、犯行のおよそ2カ月前から計画を立て、共犯者の役割を決めて鉄パイプなどの凶器を準備するなどして犯行を遂げた「強固な犯意にもとづく計画的な犯行」。谷名さんを狭い容器に無理やり入れるなど「粗暴かつ残忍で悪質性が高い」としました。

また、犯行の動機と主張した谷名さんからの嫌がらせについても、十枝内被告の思い込みにすぎないものが相当数含まれ、拉致によって問題を解決しようとしたことは「安易かつ短絡的」と指摘しました。

その上で懲役15年の求刑に対し、懲役14年の実刑判決を言い渡しました。

弁護側によりますと、控訴については今後、本人と話し合って決めるということです。
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