鶴田町の会場にはきのう、ハゲ頭に誇りを持った人たちの姿がありました。自称「エリートハゲ集団」
【名月当てクイズ】
「1人目です。立派な満月です。いいですか?はい!」
秋の例会・「中秋の有多毛」は頭だけを見て誰なのかを当てる「名月当てクイズ」を始め、イベントが盛りだくさん。県内外から23人が参加しました。
なかでも注目は2025年の春に入会した山本貴雅さん。なんと23歳です。
【2025年春に入会 山本貴雅さん(23)】
「自分体毛薄くて、頭も薄かったので、暇なのでそっちゃえと思って」「30年、50年後、たぶん僕しかいないと思うので、将来を背負っていけるように、今回も頑張りたいと思います」
【赤平春菜記者】
「初めて挑戦します、いきます!」(投げる)「よし!」
次は取材陣も全員参加の「ハゲピタダーツ」!3つの頭を狙って冷却シートを投げ、当たると景品がもらえます。時には的となる頭側が動いてくれる優しさもありました。
そして最も盛りあがるのがこちら。
「ハゲよーい、のこった!」
お互いの頭に吸盤を付けて引っ張り合う「吸盤綱引き」。全国大会も行われるこの競技のため、頭と技術に磨きをかけてきています。
栃木県から参加の大林章男さん。若い頃から空き缶をおでこにくっつけるのが特技だったと話します。1回戦から優勝経験者と対戦。結果は…
残念!
【栃木県から参加 大林章男さん】
「おでこと頭で、頭のほうがみんな強いよね」「(頭は)天然でまだちょっと未練が残っているんですけど、さっぱりとして、今度はチャレンジしたいと思います」
23歳、最年少の山本さんは1回戦を突破し2回戦進出。果敢な攻めを見せ、健闘しました。
【最年少20代会員 山本貴雅さん】
「プロはレベルが違うなと。年には勝てないですね」「足の指先の皮がもっていかれるような痛みを感じました」「触るとわかるんですけど、ぼこってなってるんですよ」「もちろん優勝目指して今後も頑張ります」
ハゲしい戦いを制したのは、神成健吾さん。自衛官で、3度目の優勝。「第15代グランドチャンピオン」として殿堂入りです。
【優勝(3度目) 神成健吾さん】
「3連覇できてほっとしています」「秘訣は…孫に頭をなでてもらってツヤツヤさせることですね」
「ハゲの光は平和の光」をスローガンに掲げるツル多はげます会。会場はたくさんの笑顔に包まれていました。