山本市長は、むつ市漁協の西村邦男代表監事たちの説明を受けながら、沖合5キロ、水深24メートルから引き揚げた養殖かごの中のホタテの状況を確認しました。
その結果、203枚中生きていたのはわずか4枚。へい死率は98%とほぼ全滅でした。
西村代表監事が9月10日に調べた時は半分がへい死、9月20日にはほぼ全滅していたということです。
【むつ市漁協 西村邦男代表監事】
「今まで40年漁師をやってますが、このくらいへい死したのは初めてです。何と言っても母貝確保、それは早めにやってもらいたい、対策を考えてもらいたい」
【むつ市 山本知也市長】
「ほぼ全滅という状況にありますので、今後県と連携を取りながら対策を検討していきたい」
※陸奥湾では平内町漁協や横浜町漁協でも高水温の影響によるホタテの大量へい死が確認されています。ホタテのへい死は漁業者だけでなく、加工業者などにも大きな影響が及ぶことから、むつ市は今後、県と連携しながら支援策などを検討する方針です。