環境省を訪れた青森県の奥田忠雄副知事など各道県の代表は、自然環境局の堀上勝局長に要望書を提出しました。
要望では、被害が過去最悪のペースで発生し、住民の生命・安全を脅かす異常事態となっているとして、各自治体が実施する出没防止対策や緊急銃猟の体制整備、ハンターの担い手確保に対する十分な予算措置など8項目について求めています。
【秋田県 神部秀行副知事】
「非常事態だと捉えておりますそういった事態に鑑みまして支援の拡充をお願いしたいということと、来年以降も続くものと考えて備えていかなければならないと思っております。中長期的な対策についてもご配慮いただきたいと」
これに対して堀上局長は、被害が増大する大変な状況の中で日々過ごしているとの認識を示しました。
【環境省自然環境局 堀上勝局長】
「予算を付けてしっかり対応し支援できるように頑張っていきたいと思っております。支援の中身も利用しやすい制度にしていきたいと思っております」
今年度、県内も含め各地でクマによる人身被害が多発し、深刻な事態となっています。
これを受けて、6日にむつ市で開かれた北海道東北地方知事会議では、国に対し財政支援などを求める緊急要望を取りまとめていました。














