【木邨将太アナウンサー】
「2010年の12月4日、東京への一番列車が発車したあの日も、とても冷え込んだ日だったことを覚えています。きょうで東北新幹線全線開業から15年を迎えます」
新青森駅で行われた記念セレモニーにはこの人だかり。その視線の先には1日駅長に任命された八戸市出身でプロ野球・日本ハムファイターズの福島蓮投手が。
福島投手とともに新青森駅と同じく今年15歳になる新城中学校3年の下平樹生さんと出町心さんも任命され、バースデーケーキのろうそくの火を吹き消して開業15年を祝いました。
その後早速、新幹線の利用者にお菓子を配り、PRに一役買っていました。青森市出身で、今年3月に赴任した吉田和男駅長。
実は、15年前の開業日当日、助役として新青森駅で勤務していました。
【新青森駅 吉田和男駅長】
「前日から開業の準備がなかなか終わらなかったので、一番列車を出した時は事務室の中でバタバタしておりまして、ホームには残念ながら行けませんでした。ですけど事務室の中でちょうど線路の下が事務室なのでちゃんと時刻通りに一番列車が走って行ったなというのは今でもよく覚えています」
それから15年。
新青森駅から新幹線に乗車した人の数は1800万人以上に上ります。
【新青森駅 吉田和男駅長】
「青森で働いててすごくほっこりするのはですね、お盆とか年末年始に東京とかから帰省してきてですね、ご家族の方が迎えにきたりお見送りしたりするんですよ。入場券買っていただいてホームまでお見送りする方が本当に多くて、それが温かい地域なんだなとすごい思います」













