県内でも猛威を振るっていますよね。例年よりも早く感染が広がる中、ドラッグストアでは先月、ある飲み物の需要が2.5倍になっていました。
【ハッピー・ドラッグ青森西大野店管理薬剤師 山崎雛乃さん】
「これが新しい薬、ゾフルーザという薬」
こちらの薬局ではこの2週間、毎日インフルエンザ用の薬を処方しているといいます。
【ハッピー・ドラッグ青森西大野店管理薬剤師 山崎雛乃さん】
「去年は12月初旬から中旬にかけて多かったが、今年は10月下旬ぐらいからこのお薬触ってましたので、だいぶ流行が早いなと感じております」
(Q.熱が出るという感じ?)「39度、40度近くの高熱が皆さんを結構苦しませているんじゃないかなと」
今後の見通しについて県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は・・・
【県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「従来よりは前倒しでピークが来るような、早くて大きな波が来ている、今回の特徴」「下りの方は緩やかになることが多い」「夏も出ていることを考えるとだらだらっと行く可能性もある。継続的な注意が必要なのかなと思う」
インフルエンザにかからないためのポイントを聞きました。
【県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「手洗いとか換気の問題とかは基本的に同じだと思うんですけれども、一番大事なのは免疫だと思う」
免疫は人間に本来備わっている防御システムです。
免疫機能を高めるためには栄養バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠などが必要ですが他にも・・・
【県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「一般的には発酵食品が脚光を浴びることが多くて、特に乳酸菌とかね」「腸内細菌との関係で免疫力を高めると言われていますけれども」
インフルエンザの流行に伴い先月から乳酸菌飲料の需要が高まっています。
【藤原祐輝アナウンサー】
「こちらの売り場には乳酸菌飲料のコーナーがあります、通常は1段なんですが、先月上旬からご覧のように4段に拡大したそうです」
【ハッピー・ドラッグ青森西大野店 河村由美子店長】
(Q.乳酸菌飲料の売り上げはいかがでしょうか)「10月に比べると250パーセントで11月は伸びております」「こちらのR-1のヨーグルトだったり、キリンのイミューズのドリンクが売れております」
乳酸菌飲料も近年は種類が豊富でヨーグルトタイプだけでなく、ソフトドリンクタイプを手に取る人も多いそうです。使い分けのポイントを聞きました。
【ハッピー・ドラッグ青森西大野店 河村由美子店長】
「R-1に関しては、朝に1本飲んでいただいて、イミューズは枕元に置いてのどが渇いたときにこまめに水分補給する形で取り入れてもらっています」「普段から飲むことを習慣付けていただいて自分の免疫を下げない、風邪やインフルエンザに負けない体づくりをしてほしい」
一方で大西医師は乳酸菌飲料の活用はあくまで補助的なものと指摘します。
【県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「免疫はやっぱり生活習慣が一番大事なんですよね、その上でストレスをどれだけ少なくするか一番メインになる」「乳酸菌や一定のヨーグルトに頼りすぎないことが必要だと思う」
インフルエンザといえばこんなデータもあります。
弘前大学では2005年から弘前市岩木地区で20歳以上の住民およそ1000人を対象に大規模な健康調査を行っています。
ここで得られた健康ビッグデータを活用して大正製薬と弘前大学などの共同研究チームが先月、インフルエンザにかかりやすい人の特徴を発表しました。
それがこちらです。
血糖が高い・肺炎にかかったことがある・多忙や睡眠不足・栄養不良・アレルギーがあるこの5つです。
特に複数該当する人は「血糖」「肺炎」「睡眠不足」の3つの発症リスクがおよそ3.6倍で、特に注意が必要です。
インフルエンザに負けずにこの冬を乗り切りましょう。













