防災気象情報が新しくなることを受け、青森地方気象台協力のもと、防災情報についてお伝えしています。
2回目の今回は、大雨や土砂災害から命を守るために、警報が出た時に避難をどう判断したらいいかというお話をします。
5分ほどですので、ぜひ最後までお付き合いください。
まず、避難行動を始めるタイミングの参考になるのが、「警戒レベル」です。
警戒レベルとは何か、青森地方気象台水害対策気象官の田中さんにお話を伺いました。
【青森地方気象台 水害対策気象官 田中啓介さん】
「警戒レベルとは、災害の危険度を5段階で表し、避難行動の基準となるものです」
中村アナ)
「レベル1は『早期注意情報』が発表され、災害への心構えを高める段階です。注意報や警報が出ていない、いわゆる平常時と考えてください」
【青森地方気象台 水害対策気象官 田中啓介さん】
「レベル2は、避難場所や避難ルート、避難のタイミングなどを確認しましょうという段階です。この時は『注意報』が出ています」
「レベル3は、いわゆる『警報』が出るレベルです。高齢者や小さい子どもがいるなど、避難に時間を要する人は早めに避難したり、避難の準備などをしましょうという段階です」
「レベル4は、危険な場所から全員避難が必要な状況となります」
「レベル5は、すでに災害が発生していて、命の危険がある状況です。レベル5になる前に、避難を完了させる必要があります」
中村アナ)
レベル別の行動基準、このレベルの色と意味はぜひ覚えてください。
レベル5は災害が発生しているような段階なので、レベル4までに避難を終える必要があります。
そして、「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の情報については、必ずこの5段階のレベルで危険度が知らされます。
中井アナ)
例えば、「青森市にレベル3 大雨警報」が出たら、青森市にお住まいの高齢者など避難に時間が掛かる人は、危険な場所から避難を始める段階だなということですね? 危険な場所が具体的にどこなのかは、この情報だけでは分からないですよね」
中村アナ)
詳しい情報は、次のように収集してください。
危険な場所とはどこなのかを知るには、日頃から市町村がホームページなどで公表しているハザードマップを見てください。
浸水・土砂災害・河川氾濫の危険性が地図で表記されています。
そして注意報や警報が出たら、気象庁の「キキクル」というウェブサイトをご覧ください。
「土砂災害」「浸水」「河川の氾濫」に関して、どこでどのくらいリスクが高まっているか、地図で具体的に分かります。
そのキキクルの画面を見てみましょう。
今、実際に操作していて、青森県内の川の氾濫のリスクが分かるページを見ています。画面を拡大すると、小さい川も見えます。
今は注意報は出ていないので水色なのですが、氾濫の危険が迫ってくると、この川がレベル別に黄色・赤・紫・黒などに色分けされ、川ごとに危険度が分かるようになります。
中井アナ)
川の周りのピンク色っぽい所は何ですか?
中村アナ)
これは、氾濫した時の浸水が想定される場所です。
ですから、たとえばこの川が、紫色になっていたら「レベル4」、つまり全員避難が必要なレベルなので、ピンクのエリアからは避難をしなければいけないんだなと分かるのです。
続いて、避難指示が出ている具体的な地域や、避難所の開設情報などは、お住まいの市町村のホームページなどで確認できます。
そして、私たちメディアは、こういったキキクルの情報や市町村が出す情報を集約してお伝えします。
青森朝日放送では、青森県民の皆さんの生活に危険が迫っている場合、このように、テレビの画面の一部に、災害の発生状況や、県内の避難所情報、また交通情報なども合わせて表示します。
ただし、県内各地の情報を順番に表示していくので、自分の住んでいる市町村の情報が出るまで時間が掛かったり、見逃してしまったりするかもしれません。
ですから、テレビの情報と合わせて、必ず「キキクル」や市町村のホームページも活用してください。
中村アナ)
青森地方気象台の田中さんによりますと、「防災は受け身ではいけない。自発的に情報収集して命を守ってください」と話していました。
中井アナ)
気象庁や県から避難を判断する材料を受け取って、それをもとにどうすろのか自分が決めなければならないのですね。
ただ、やっぱり「キキクル」とか、インターネット操作が難しいなという方は、別の手段で情報収集をしてほしいですし、一方で自治体はそういった方にも情報が届くように、広報誌や防災無線など様々な手段を使って周知する責任がありますね。
中村アナ)
もちろん、我々も随時防災・災害情報をお伝えしますので、皆さん、積極的にキャッチしてください。
次回は、「川に関する情報」についてさらに詳しくお伝えします。
















