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11年ぶり 天守台へと移動 弘前城天守の“曳戻し”工事始まる

2026.06.12(金) 18:45

石垣の改修工事のため移動された弘前城天守が11年ぶりに天守台へと戻ります。12日は曳戻しに向けて土台から切り離さました。

【西田俊明記者】
「重さ400トンある弘前城天守は11月までかけ、あちらの元の天守台へと曳き戻されます。いよいよ本格的工事がいよいよスタートです」

【号令】
「行くよ-!」

午前10時、天守を土台から切り離す作業が始まりました。重さおよそ400トンある天守が油圧ジャッキで少しずつ持ち上げられていきます。

油圧ジャッキの取り付け作業は、おとといから行われました。

【我妻組 石川憲太郎工事部長】
「このジャッキでこの鉄の囲いに力を掛けて、この囲いが上の鉄骨に力が掛かってこの鉄骨の上にある柱がお城の構造いわゆる梁とか出っ張りとかがくるので、下から突き上げている感じでジャッキが上がると、鉄骨も上がって柱も上がってお城も上がるというような仕組みです」

油圧ジャッキの数は全部で27台。1台で30トンを持ち上げられる力があります。

作業開始から20分。天守は土台から5センチほどの高さまで持ち上げられました。

今後、16日までに50センチほどまで持ち上げられ、その後、天守の下に鉄骨や移動用のレールなどが設置されます。

工事を請け負うのは11年前の曳屋を担当した専門業者。その時は移動完了までに2カ月半掛かりましたが、今回は、慎重な作業が多いことからおよそ6カ月掛かる見込みです。

【我妻組 石川憲太郎工事部長】
「僕の中でもずっとお城のことは気になっていたので、何とかまた今回もこのお城を戻す作業に関われたことはすごくうれしく思っていますし、なおかつ前回同様しっかりと元居た場所に戻してあげたいなとは心から思っています」

【西田俊明記者】
「弘前城天守が動き出すのは、今月下旬を予定していて、一次移動ではこの白い印のところまで19メートル動きます」

弘前市は、天守の曳戻しを11年前の曳屋と同様に観光の呼び水にしたいと考えています。

8月には、一般客に曳き戻しを体験してもらうなど様々な取り組みを企画していく方針です。

【弘前市公園緑地課 関剣太郎主幹】
「今回もそれ(=11年前)以上に人が集まっていただいて、文化財に触れる機会ですので、多くの方々に参加していただきたいと思います」

弘前城天守の曳戻しに向けた作業が始まりました。スケジュールを見ていきます。天守は直線距離で70メートルほど離れた天守台へと戻ります。移動は大きく3回行われます。

一次移動は、今月下旬におよそ19メートル移動します。

続く二次移動は、8月下旬に行われ、40メートル弱移動します。

そして、11月の三次移動で天守台へと戻ります。

移動の間も、向きを変えるなど大がかりな工事が続きますね。イベントも予定されているそうなので作業の様子を近くで見てみるのも良いかもしれませんね。
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