宮下知事は、3日の定例会見で除排雪の効率化を目指す「あおもりスマート除雪」の概要を説明しました。
この冬は、降雪時に雪捨て場に向かうダンプカーなどで混雑しがちな「税務署通り」や「平和公園通り」と呼ばれる市道を、国・県・市の3者が連携して除排雪を行います。
そのうえで、GPSを搭載したダンプカーの動きをデータ化し効率アップを検証します。
また、GPS機能を搭載した除雪車両を活用することで、除雪作業の記録を自動的に配信する管理システムを導入します。
これにより、除雪業者が毎日作成していた作業日報や出動記録などの事務作業を3分の1程度に減らせるということです。
2024年度は東青・中南・西北の3地域で、2025年度からは全県で運用を開始します。
【宮下知事】
「除雪オペレーターの高齢化、それから担い手不足、こういった課題を抱える中で、デジタル技術を活用して雪とスマートに付き合っていくという視点は不可欠ですので、年々こうした改善をし、青森の雪を克服していきたいと考えています」
このほか、積雪前の道路情報を3D地図化して山間部の除雪作業を支援する「3次元雪山除雪サポート」を、国道103号の八甲田・十和田ゴールドラインで活用し、オペレーターの負担軽減を図ります。